kafun_bien アレルギー性鼻炎・花粉症

アレルギー性鼻炎・花粉症のレーザー治療

薬に頼らず、鼻のつらさを軽減する日帰り治療

当院では、くしゃみ・鼻水・鼻づまりといったアレルギー性鼻炎や花粉症の症状に対し、鼻の粘膜にレーザーを照射してアレルギー反応を抑える治療を行っています。
薬が効きにくい方や、眠気などの副作用が気になる方にとって、有力な治療選択肢です。

レーザー治療とは?

レーザーを鼻の粘膜に照射し、組織の一部を変性させることで、アレルゲンに対する反応を「鈍感化」させる治療法です。
これにより、アレルギー症状が軽減され、効果はおよそ1〜3年持続します。

当院では、最新の半導体レーザー装置を導入しており、 従来よりも痛み・刺激が少なく、日帰りでの施術が可能です。

他の治療法との違い

治療法 特徴 注意点
内服薬・点鼻薬 比較的手軽。即効性あり 飲み忘れや副作用(眠気・口の乾き)が気になる方も
アレルゲン免疫療法 体質改善を目指す根本治療 長期間継続が必要。対象が限られる
レーザー治療 鼻粘膜を物理的に変性させ反応を抑制。効果は約1〜3年 粘膜の再生とともに効果は徐々に減少。再施術は可能

このような方におすすめです

  • 鼻づまり・鼻水・くしゃみが生活に支障をきたしている方
  • 薬が効かない、または眠気などの副作用がつらい方
  • 妊娠・授乳中などで薬の使用を避けたい方
  • 集中力や睡眠の質が悪くなっていると感じている方
  • 根本的な治療までは望まないが、症状を軽減したい方

治療の流れ

STEP1|初診・検査

まずは問診・鼻内視鏡検査を行い、鼻の状態を詳しく確認します。
必要に応じて、アレルゲン検査(血液検査)や全身状態のチェックも実施します。

STEP2|レーザー照射(後日)

再診にて、鼻の下甲介粘膜にレーザーを照射します。
局所麻酔を行うため、痛みはほとんどありません。
所要時間は両鼻で約5〜10分。日帰りでの施術が可能です。

STEP3|術後の経過観察

術後2週間は、鼻づまりや鼻水が一時的に増える場合がありますが、この期間を過ぎると粘膜が落ち着き、症状の改善が期待されます。
2週間後に再診し、回復の状態を確認します。

治療後の注意点

  • 術後2週間は、激しい運動・飲酒・喫煙を控えるようお願いします
  • 鼻を強くかむこと、無理な鼻うがいなどは避けてください
  • 一時的なヒリヒリ感や違和感は自然に落ち着きます
  • 粘膜の修復が完了するまでは、過敏な症状が出ることもあります

効果と再治療について

  • 効果が現れるのは術後2週間以降が目安
  • 効果の持続はおよそ1~3年
  • 効果が薄れてきた場合は、再度の照射が可能

※完全な根治ではなく、あくまで“症状を和らげる”ことを目的としています。

治療を受けられない方

以下に該当する方は、レーザー治療ができない場合があります。

  • 妊娠中、授乳中の方(時期によって判断)
  • 出血傾向のある方、抗凝固薬を服用中の方
  • 鼻の構造に異常がある方(例:重度の鼻中隔弯曲)
  • 急性鼻炎・副鼻腔炎などがある方(治療後に再検討)

よくあるご質問(Q&A)

  • 痛みはありますか?

    局所麻酔により、照射時の痛みはほとんどありません。術後のヒリヒリ感も1~2日で落ち着きます。

  • すぐに効果が出ますか?

    粘膜が安定するまで2週間ほどかかります。以降、症状の軽減を実感いただけます。

  • 当日中に治療できますか?

    初診当日は検査のみ。照射は後日のご案内となります(施術日は週3回設定)。

  • 年齢制限はありますか?

    高校生以上が対象です。20歳未満の方は保護者同伴が必要です。

  • 再治療はできますか?

    効果が薄れてきた場合、再照射によって改善を図ることが可能です。

治療費(保険診療)

項目 自己負担額(3割の場合)
初診 4,000~12,000円程度
レーザー照射 約10,000円(3割負担の目安)
再診 約1,000~2,000円

※検査内容により費用が前後します
※健康保険証を必ずご持参ください
※お支払いは現金のみとなります