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いびきを治す即効性のある方法〜専門医が教える7つの対策と根本治療

2025.12.25

「毎晩のいびきで家族に迷惑をかけている」「朝起きても疲れが取れない」・・・そんなお悩みを抱えていませんか。

いびきは単なる音の問題ではありません。睡眠の質を低下させ、日中のパフォーマンスに影響を及ぼすだけでなく、放置すると深刻な健康リスクにつながる可能性があります。

この記事では、耳鼻咽喉科専門医の視点から、いびきを即効で改善する7つの対策と根本治療について解説します。

目次

1.なぜいびきは治すべきなのか〜放置すると危険な理由
2.今すぐ始められる!即効性のある7つのいびき対策
3.根本治療を目指すなら〜いびきレーザー治療という選択肢
4.保険適用で受けられる治療〜費用負担を抑える方法
5.よくある質問〜いびき治療に関する疑問にお答えします
6.まとめ〜いびき改善への第一歩を踏み出しましょう

なぜいびきは治すべきなのか〜放置すると危険な理由

いびきは睡眠中に気道が狭くなり、空気が通る際に粘膜が振動して発生する音です。

疲れている時やお酒を飲んだ時にかく一時的ないびきは生理的なものであり、過度な心配は要りません。しかし、毎晩のように大きないびきをかく場合は注意が必要です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスク

特に危険なのは、いびきの途中で呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。睡眠中に十分な酸素を取り込めないことで、以下のような症状が発症します。

  • 低酸素血症・・・脳に十分な酸素が行き渡らない状態
  • 高炭酸ガス血症・・・二酸化炭素が体内に蓄積する状態
  • 睡眠障害によるストレス・・・質の高い睡眠が得られない状態

これらの症状を放置すると、高血圧や糖尿病、心筋梗塞、脳卒中といった命に関わる生活習慣病のリスクが著しく高まることが医学的に明らかになっています。

早急に治療すべき3つの症状

以下の症状がある方は、すぐに改善に取り組むことが重要です。

  • 朝起きてからずっと頭痛に悩まされる・・・脳への酸素不足が原因で、めまい、吐き気、倦怠感を伴うケースもあります。
  • 運転中に眠気に襲われる・・・長期間の寝不足により、急に強い眠気に襲われ、大事故につながる危険があります。
  • 寝不足のせいで人間関係が悪化している・・・疲労やイライラが溜まり、集中力の低下や感情のコントロールが困難になります。

これらの症状は日常生活に大きな影響を与えるため、早めの対策が肝要です。

今すぐ始められる!即効性のある7つのいびき対策

いびきを改善するためには、まず生活習慣の見直しから始めることが現実的です。

以下に紹介する7つの対策は、今夜からでも実践できる即効性のある方法です。

即効性のあるいびき対策①:横向きで寝る姿勢を習慣化する

仰向けで寝ると重力で舌が喉に落ち込みやすくなります。横向きで寝ることでこれを防ぎ、気道を確保しやすくなります。抱き枕や背中にクッションを置くなどして、横向きの姿勢をキープする工夫が有効です。

即効性のあるいびき対策②:適正体重の維持(減量)

肥満がいびきの原因である場合、減量が最も確実な治し方です。体重を数キログラム落とすだけでも首周りの脂肪が減って気道が広がり、いびきが劇的に改善することがあります。バランスの取れた食事と定期的な運動を習慣にしましょう。

即効性のあるいびき対策③:就寝前の飲酒を控える

アルコールは喉の筋肉を弛緩させ、いびきを悪化させます。

寝る前にアルコールを摂取すると、筋肉の緊張がとけて舌が喉側に落ち込みやすくなります。お酒を飲むと鼻が詰まってしまう人もおり、寝ている際に口呼吸をしてしまうせいでいびきを発症しやすくなるのが特徴です。就寝前の飲酒は避けることが大切です。

即効性のあるいびき対策④:禁煙に取り組む

喫煙は喉の粘膜に炎症を起こし、気道を狭くします。タバコによる刺激を受けると、気道に炎症が生じます。タバコが日常的になるほど、炎症は慢性化します。気道粘膜が傷つき、浮腫みが生じたり、気道壁が厚くなることで気道が狭窄し、いびきにつながります。

即効性のあるいびき対策⑤:枕の高さを見直す

枕の高さが合っていないと気道を圧迫していびきの原因になります。高すぎても低すぎてもいけません。横向きになった時に首の骨から背骨までが床と平行に、まっすぐになる高さを目安に選びましょう。

近年では、自分の体に合わせて寝具をつくるサービスなども登場しているので、この機会に寝具の見直しをスタートしてみてはいかがでしょうか。

即効性のあるいびき対策⑥:鼻呼吸を習慣化する

口呼吸の習慣は口内の乾燥を招き、舌の落ち込みを誘発します。日中から意識して鼻で呼吸することや、口周りの筋肉を鍛える体操などを継続することで睡眠中の鼻呼吸が促され、いびきの改善につながります。

即効性のあるいびき対策⑦:睡眠対策グッズを活用する

普段から口呼吸が習慣化している人は、次のような睡眠対策グッズを購入するのがおすすめです。

  • 口閉じテープ・・・睡眠中に口が開くのを防ぎ、鼻呼吸を促進
  • 鼻腔拡張テープ・・・鼻の通りを良くし、鼻呼吸をサポート
  • 鼻(ノーズ)クリップ・・・鼻の内側から鼻腔を広げる

各種、睡眠中に鼻呼吸をしやすくするグッズであり、いびきを矯正していけます。人によっては鼻呼吸が習慣化し、即効でいびきを改善できるかもしれません。さらには薬局やドラッグストアなどで販売されているため、すぐに購入できる点も魅力です。

根本治療を目指すなら〜いびきレーザー治療という選択肢

「早くいびきを治したい」「再発しないように対策したい」と考えている方におすすめなのが、即効性があり根本治療をできるいびきレーザー治療です。

いびきレーザー治療の仕組みと効果

いびきレーザー治療は、レーザーを用いて気道をふさぐ原因の粘膜部を切除したり、引き締めたりすることでいびきの根本治療が可能です。

外科的手術とは違いメスを使用しないため、比較的痛みや出血が少ないとされています。また、近年では痛みやダウンタイムがほぼないいびきレーザー治療も普及しています。

いびきレーザー治療を受け、気道をふさぐ原因である肥大した粘膜を切除したり、引きしめたりすることで、睡眠中にいびきを発症しにくくなります。舌が落ち込んでも十分に呼吸する空間を確保できるため、いびきのガーガーという音が鳴りにくいほか、気道がふさがって起きる睡眠時無呼吸症候群を発症しにくくなるのが魅力です。

従来治療との違い〜パルスサーミアの特徴

従来のいびきレーザー治療は外科的治療を施すため、施術中の痛みやダウンタイムが発生しやすいのが特徴です。痛みが10日〜2週間ほど続くほか、すぐに仕事や日常生活に復帰できない場合があります。

一方、「パルスサーミア」という切らないいびきレーザー治療は、粘膜部を傷つけないため、ほとんど痛みがありません。支障なく日常生活を送れる点が大きな差別化要素となっています。

パルスサーミアは粘膜部を引きしめて気道を確保する方法を採用しており、従来治療が粘膜部を切除するのとは異なるアプローチです。

治療効果の持続性について

いびきレーザー治療は気道をふさぐ原因となる粘膜部を切除したり、引きしめたりする治療であるため、改善の効果が長期的に続きます。

CPAP(シーパップ)療法といった治し方もいびき改善の効果を期待できますが、改善した後に生活習慣が乱れたり、体形が変わったりすると、いびきを再発するかもしれません。一方で、いびきレーザー治療は症状の原因を根本治療するため、生活習慣が乱れた場合でも治療の効果が長期的に続きやすいのが魅力です。

保険適用で受けられる治療〜費用負担を抑える方法

いびき専門のクリニックを受診して、睡眠時無呼吸症候群などの病気を発症していると診断されれば、従来のいびきレーザー治療と同様にパルスサーミアの治療にも保険を適用できます。

病気の診断がない状態で治療を受けた場合には自由診療(10割負担)となりますが、診断されたのちに治療を受ければ保険適用(3割負担)で治療をスタートできると覚えておきましょう。

治療の流れと所要時間

パルスサーミアの治療は約15分で完了し、入院の必要はありません。治療前にはWeb、電話、LINEで無料のカウンセリング予約をします。治療当日は粘膜組織へ約15分間、痛みのないレーザー照射を行います。治療後は患者様の状態に合わせたアフターフォローも行なっております。

24時間WEB予約受付しており、当日予約も可能です。痛みが苦手な人、仕事を休めない人に特におすすめの治療法として位置づけられています。

治療後の注意点と再発防止

治療後の再発を防止するためにも、日常的にできるセルフケアを継続することが重要です。

  • 生活習慣を改善する(食事・睡眠・運動)
  • 禁酒・禁煙に取り組む
  • 鼻呼吸を習慣化する
  • 横向きの姿勢で眠る

いびきは、肉体的な特徴だけでなく、生活の積み重ねにより発症する人もいます。自身でいびきを改善することはもちろん、治療を受けた後の再発を防止するためにも、ぜひセルフケアをスタートしてみてください。

よくある質問〜いびき治療に関する疑問にお答えします

Q1:即効性のあるいびき治療は?

いびき治療に即効性をお求めなら、次の治し方を検討してみてください。寝酒をやめる、寝具を買い替える、睡眠対策グッズを活用する、外科的治療で根本治療を始める、いびきレーザー治療(パルスサーミア)を受けるなどです。中でも外科的治療を伴ういびきレーザー治療やパルスサーミアは、症状を即効で改善しやすいのが特徴です。

Q2:いびきはなぜ発症するの?

いびきを発症する理由は主に「身体的特徴」「生活習慣」が関係しています。扁桃肥大やアデノイド、更年期障害などが原因で発症する人もいれば、暴飲暴食・睡眠不足・寝酒など、生活習慣の乱れが原因で発症するケースも少なくありません。

Q3:治療の痛みはありますか?

パルスサーミアは粘膜部を傷つけない「切らない」治療法であるため、ほとんど痛みがありません。従来のいびきレーザー治療では施術に激しい痛みが伴い、治療後10日〜2週間程度は痛みや違和感が続く場合がありますが、パルスサーミアは支障なく日常生活を送れる点が大きな利点です。

Q4:治療効果はどのくらい続きますか?

いびきレーザー治療は気道をふさぐ原因となる粘膜部を切除したり、引きしめたりする治療であるため、改善の効果が長期的に続きます。CPAP療法と比較して、生活習慣が乱れた場合でも治療の効果が長期的に続きやすいという利点があります。

Q5:保険は適用されますか?

いびき専門のクリニックを受診して、睡眠時無呼吸症候群などの病気を発症していると診断されれば、パルスサーミアの治療にも保険を適用できます(3割負担)。病気の診断がない状態で治療を受けた場合には自由診療(10割負担)となります。

まとめ〜いびき改善への第一歩を踏み出しましょう

いびきは放置すると健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

この記事では、今すぐ始められる7つの即効対策から、保険適用可能な根本治療まで、幅広い選択肢をご紹介しました。

まずは生活習慣の見直しから始め、それでも改善が見られない場合は専門医に相談することが重要です。痛みのないパルスサーミアなら、仕事を休むことなく治療を受けることができます。

いびきの悩みから解放され、質の高い睡眠を取り戻すために、今日から行動を始めてみませんか。

 

コレージュクリニックとは

当院は、いびきをはじめ、睡眠時無呼吸症候群や花粉症・アレルギー性鼻炎などの診療を専門とする耳鼻咽喉科クリニックです。 いびきは単なる音の問題にとどまらず、時に健康へ深刻な影響を及ぼすこともあります。当院では、原因や症状を丁寧に見極めたうえで、適切な診断と治療をご提案し、質の高い睡眠の回復をめざします。
一人ひとりに寄り添いながら、健やかな眠りと快適な毎日をサポートいたします。

レーザー治療は保険適用、自己負担は約3割

ほとんどの治療は健康保険が適用され、自己負担額はおよそ31,000円前後。保険証をお忘れなくご持参ください。

コレ―ジュクリニックとは

医師紹介

都筑 俊寛(つづく としひろ)

耳鼻咽喉科専門医。レーザー治療の臨床と研究に長年携わり、28,000件以上の治療実績をもつ。

  • 日本耳鼻咽喉科学会認定 専門医
  • 日本めまい平衡医学会 参与
  • 日本臨床医療レーザー協会 会員
  • 帝京大学医学部 元准教授

いびきは単なる音の問題ではありません。 睡眠の質を下げ、生活の質を大きく損なうこともあります。 専門医として、安心できる診断と治療を通じて、より良い毎日を取り戻すお手伝いができればと願っています。

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