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自分のいびきで目が覚める原因と改善策|睡眠時無呼吸症候群の危険性を耳鼻科専門医が解説【銀座】
2025.12.26
「自分のいびきで目が覚めることがある」「いびきの音でハッと起きてしまう」。こうした経験がある方は、単なるいびきではなく、睡眠時無呼吸症候群という病気が隠れている可能性があります。
自分のいびきで目が覚めるのは、睡眠が浅くなっているサインであり、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の代表的な兆候の一つです。放置すると健康リスクが高まるため、原因を正しく理解し、適切に対処することが大切です。
この記事では、自分のいびきで目が覚める原因、その背景にある睡眠時無呼吸症候群の危険性、セルフチェック、改善策と治療法までを、耳鼻咽喉科専門医の立場から解説します。
自分のいびきで目が覚めるのはなぜ?
自分のいびきで目が覚めるのには、いくつかの理由があります。いびきは、睡眠中に空気の通り道である気道が狭くなり、そこを空気が通過する際に喉の粘膜が振動して発生する音です。
睡眠が浅いタイミングでこの振動音が発生すると、脳が外部からの刺激として認識し、覚醒を促します。特に睡眠時無呼吸症候群の傾向がある人は、呼吸の努力によって睡眠が分断されやすく、常に睡眠が浅い状態に留まりがちです。その結果、自分のいびきを含む音の刺激に敏感になり、頻繁に目が覚めてしまう悪循環に陥ります。「自分のいびきがうるさくて起きた」と感じている場合でも、実際にはその直前に呼吸が止まっていた可能性があります。
自分のいびきで目が覚める背景にある睡眠時無呼吸症候群
自分のいびきで目が覚めることは、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の代表的な兆候の一つです。
無呼吸による覚醒のメカニズム
閉塞性睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に何度も気道が完全に塞がる「無呼吸」や、狭くなる「低呼吸」を繰り返します。呼吸が止まると体は酸素不足になり、それを補おうと呼吸を再開する際に、大きないびきをかいて目が覚めることがあります。
「自分のいびきで目が覚めた」と本人は思っていても、実際にはその直前に数十秒間の無呼吸状態が続いていて、酸素不足によって体が苦しくなり、呼吸を再開するために覚醒したというのが実際のメカニズムです。重症の睡眠時無呼吸症候群では、強い酸素不足から寝ているときに息苦しさを感じてハッと起きる方もいます。
睡眠が浅くなる悪循環
睡眠時無呼吸症候群では、無呼吸や低呼吸のたびに脳が覚醒するため、睡眠が何度も分断されます。その結果、常に浅い睡眠に留まりやすくなり、自分のいびきや小さな刺激でも目が覚めやすくなります。眠りが浅い状態が続くことで、十分な時間眠っても熟睡感が得られず、日中の眠気や疲労につながる悪循環に陥ります。
自分のいびきで目が覚める人のセルフチェック
自分のいびきで目が覚める背景に睡眠時無呼吸症候群がないか、以下の項目でセルフチェックしてみてください。当てはまる項目が多いほど、睡眠時無呼吸症候群の可能性が考えられます。
自分のいびきで目が覚めることがある、家族から睡眠中に呼吸が止まっていると指摘される、睡眠中に息苦しさやむせで目が覚める、夜中に何度も目が覚める、夜中に何度もトイレに起きる、朝起きたときに頭痛や熟睡感のなさがある、日中に強い眠気がある、といった項目です。これらに複数当てはまる場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるため、検査を受けることをお勧めします。ただし、このチェックは目安であり、診断を保証するものではありません。
自分のいびきで目が覚める原因となる要因
自分のいびきで目が覚める背景には、いびきを大きくする複数の要因があります。
肥満は首周りや舌に脂肪がつき気道を狭くします。飲酒は喉の筋肉を緩め、アルコール分解のために呼吸が激しくなることで大きないびきを招きます。仰向け寝は舌が喉の奥に落ち込みやすく、鼻づまりは口呼吸を招いていびきを悪化させます。また、日本人に多い小さい顎や後退した下顎といった骨格的な特徴、加齢による喉の筋肉の緩み、成人後も残る扁桃肥大なども、いびきを大きくして自分のいびきで目が覚める原因になります。これらの要因が複数重なっていることも少なくありません。
自分のいびきで目が覚める状態を放置する危険性
「自分のいびきで目が覚めるという症状は、体が発している重要なサインです。多くの場合、その背景には睡眠中に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群が隠れています。本人は『いびきの音で起きた』と思っていても、実際には呼吸が止まって酸素不足になり、体が危険を察知して目を覚まさせているケースが少なくありません。
この状態を放置すると、睡眠中に繰り返される酸素不足が心臓や血管、脳に負担をかけ、高血圧・心疾患・脳血管障害などのリスクを高めます。また、睡眠の質が低下することで日中の強い眠気を招き、事故のリスクにもつながります。自分のいびきで目が覚めることが続く場合は、放置せず、一度検査を受けて原因を確かめていただきたいと思います。」
都筑俊寛 銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科 院長 / 耳鼻咽喉科専門医 医師プロフィールはこちら
自分のいびきで目が覚める状態、特に背景に睡眠時無呼吸症候群がある場合、放置するとさまざまな健康リスクが高まります。睡眠中に無呼吸・低呼吸が繰り返されることで体が低酸素状態に繰り返しさらされ、心臓や脳に負担がかかります。
その結果、高血圧・糖尿病・心疾患(心筋梗塞など)・脳血管障害(脳卒中)などの合併症リスクが高まることが知られています。また、睡眠の質の低下による日中の強い眠気は、集中力の低下や交通事故のリスクにつながります。眠りが浅い状態が続くことで、うつ症状や生活の質の低下を招くこともあります。自分のいびきで目が覚めることを「ただのいびき」と軽視せず、早めに対処することが大切です。
自分のいびきで目が覚める状態の改善策
自分のいびきで目が覚める状態を改善するには、セルフケアと医療機関での治療の両面からのアプローチが有効です。
生活習慣による改善策
まず取り組めるのが生活習慣の見直しです。肥満が原因の場合は減量が効果的で、首周りの脂肪が減ることで気道が広がります。就寝前の飲酒を控えること、禁煙すること、横向きで寝ること、枕の高さを調整すること、寝室を加湿することなども、いびきの軽減に役立ちます。鼻づまりがある場合は、その改善が口呼吸の解消につながります。ただし、これらは対症療法であり、背景に睡眠時無呼吸症候群がある場合は根本的な解決にならないことがあります。
医療機関での検査と治療
自分のいびきで目が覚める状態が続く場合、まず検査で睡眠時無呼吸症候群の有無や重症度を把握することが重要です。自宅でできる簡易検査や、より精密な終夜睡眠ポリグラフ検査によって、睡眠中の呼吸状態やいびき、血中酸素濃度などを評価します。
検査で睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、重症度に応じて治療を選びます。中等症〜重症にはCPAP療法、軽症〜中等症にはマウスピースが選択肢になります。鼻づまりが原因の場合はその治療を、いびきが主な悩みで重症の無呼吸が否定されている場合はいびきのレーザー治療が選択肢になることもあります。
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科のいびき・睡眠時無呼吸症候群診療について
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科は、東京都中央区銀座7丁目に位置する耳鼻咽喉科クリニックです。院長の都筑俊寛医師は、いびき・睡眠時無呼吸症候群に対するレーザー治療(外来のみ)において2001年から2022年で累計29,000件の実績を持つ、耳鼻咽喉科専門医です。検査でいびきの原因や睡眠時無呼吸の有無を評価し、患者さんに適した治療をご提案しています。
当院のいびき・睡眠時無呼吸症候群、および花粉症・アレルギー性鼻炎に対するレーザー治療は、保険診療が適用されます。費用は全国一律の診療報酬に基づいており、いびき・無呼吸のレーザー治療費は3割負担でおよそ31,000円前後、初診・検査費用は約3,000〜12,000円、再診費用は約1,000〜2,000円程度が目安です(症状により検査内容が異なるため費用には幅があります。薬の処方がある場合は別途費用がかかります。お支払いは現金のみとなります)。健康保険証をご持参いただければ保険診療としての費用で治療が可能です。保険証をお忘れの場合や保険適用外の症状に対する治療は自由診療扱いとなります。治療の適応は医師が初診時に判断いたします。
「自分のいびきで目が覚める」「いびきで夜中に何度も起きてしまう」という銀座・東京エリアの方は、ぜひ一度ご相談ください。
自分のいびきで目が覚めることに関するよくあるご質問(FAQ)
Q1. 自分のいびきで目が覚めるのは病気のサインですか?
自分のいびきで目が覚めるのは、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の代表的な兆候の一つである可能性があります。睡眠時無呼吸症候群では睡眠中に呼吸が止まり、酸素不足を補おうと呼吸を再開する際に大きないびきをかいて目が覚めることがあります。本人は「いびきの音で起きた」と思っていても、実際には呼吸が止まっていた可能性があります。自分のいびきで目が覚めることが続く場合は、検査を受けることをお勧めします。
Q2. なぜ自分のいびきで目が覚めるのですか?
自分のいびきで目が覚める理由は主に2つあります。一つは、睡眠が浅いタイミングでいびきの振動音が発生し、脳が刺激として認識して覚醒を促すためです。もう一つは、睡眠時無呼吸症候群によって気道が狭くなり酸素不足になると、体が呼吸を再開しようとして目が覚めるためです。睡眠時無呼吸症候群の傾向がある人は睡眠が分断されて浅くなりやすく、自分のいびきで目が覚めやすくなります。
Q3. 自分のいびきで目が覚める状態を放置するとどうなりますか?
自分のいびきで目が覚める背景に睡眠時無呼吸症候群がある場合、放置すると睡眠中の酸素不足が繰り返され、高血圧・糖尿病・心疾患・脳血管障害などの合併症リスクが高まります。また、睡眠の質の低下による日中の強い眠気は、集中力の低下や交通事故のリスクにつながります。眠りが浅い状態が続くとうつ症状や生活の質の低下を招くこともあります。早めの対処が大切です。
Q4. 自分のいびきで目が覚める状態はどう改善できますか?
改善策には、生活習慣の見直しと医療機関での治療があります。生活習慣では、減量・就寝前の飲酒を控える・禁煙・横向き寝・枕の調整・寝室の加湿・鼻づまりの改善などが有効です。ただしこれらは対症療法のため、背景に睡眠時無呼吸症候群がある場合は根本的な解決にならないことがあります。まず検査で原因や重症度を把握し、CPAP療法やレーザー治療など適した治療を受けることが根本改善につながります。
Q5. 自分のいびきで目が覚めるとき何科を受診すればよいですか?
自分のいびきで目が覚めるときは、耳鼻咽喉科が受診先の一つです。いびきや無呼吸の原因は上気道(鼻から喉にかけての空気の通り道)にあり、耳鼻咽喉科はこの領域を専門としています。特に鼻づまりや喉の状態がいびきに関わっている場合、耳鼻咽喉科で総合的に評価できます。まず自宅でできる簡易検査などで睡眠時無呼吸症候群の有無や重症度を把握し、適した治療を検討することが大切です。
まとめ|自分のいびきで目が覚めるのは睡眠時無呼吸症候群のサインかも
自分のいびきで目が覚めるのは、睡眠が浅くなっているサインであり、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の代表的な兆候の一つである可能性があります。睡眠時無呼吸症候群では睡眠中に呼吸が止まり、酸素不足を補おうと呼吸を再開する際に大きないびきをかいて目が覚めます。本人は「いびきの音で起きた」と思っていても、実際には呼吸が止まっていたケースが少なくありません。
この状態を放置すると、睡眠中の酸素不足が心臓や脳に負担をかけ、高血圧・心疾患・脳血管障害などのリスクを高めます。生活習慣の見直しも有効ですが、背景に睡眠時無呼吸症候群がある場合は根本的な解決にならないことがあるため、まず検査で原因を正確に把握することが大切です。
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科では、いびき・睡眠時無呼吸症候群のレーザー治療の豊富な実績を持つ耳鼻咽喉科専門医が、検査に基づいて患者さんに適した治療をご提案しています。いびき・睡眠時無呼吸症候群のレーザー治療は保険診療が適用され、明確な費用のもとで治療を受けていただけます。
自分のいびきで目が覚めることにお悩みの銀座・東京エリアの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。セルフチェックは目安であり、症状や治療の適応は医師が診察のうえ判断します。
コレージュクリニックとは

当院は、いびきをはじめ、睡眠時無呼吸症候群や花粉症・アレルギー性鼻炎などの診療を専門とする耳鼻咽喉科クリニックです。
いびきは単なる音の問題にとどまらず、時に健康へ深刻な影響を及ぼすこともあります。当院では、原因や症状を丁寧に見極めたうえで、適切な診断と治療をご提案し、質の高い睡眠の回復をめざします。
一人ひとりに寄り添いながら、健やかな眠りと快適な毎日をサポートいたします。
レーザー治療は保険適用、自己負担は約3割
ほとんどの治療は健康保険が適用され、自己負担額はおよそ31,000円前後。保険証をお忘れなくご持参ください。
医師紹介
都筑 俊寛(つづく としひろ)

耳鼻咽喉科専門医。レーザー治療の臨床と研究に長年携わり、28,000件以上の治療実績をもつ。
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 専門医
- 日本めまい平衡医学会 参与
- 日本臨床医療レーザー協会 会員
- 帝京大学医学部 元准教授
いびきは単なる音の問題ではありません。 睡眠の質を下げ、生活の質を大きく損なうこともあります。 専門医として、安心できる診断と治療を通じて、より良い毎日を取り戻すお手伝いができればと願っています。