column コラム
いびきレーザー治療の効果と費用〜保険適用で日帰り手術が可能【銀座の耳鼻咽喉科】
2025.12.28
「いびきのレーザー治療は効果があるのか」「費用はどのくらいかかるのか」「入院は必要なのか」と気になっている方は多いのではないでしょうか。いびきのレーザー治療は自由診療で高額になるイメージを持たれがちですが、当院では条件を満たせば保険適用・日帰りで受けられます。
この記事では、東京・銀座の耳鼻咽喉科専門医の視点から、いびきレーザー治療の効果と費用、効果が出やすい人の特徴、日帰り手術の流れと術後の経過について解説します。
いびきレーザー治療とは|切らずに気道を広げる日帰り治療
いびきは、睡眠中に上気道(鼻から喉にかけての空気の通り道)が狭くなり、空気が通る際に軟口蓋や口蓋垂(のどちんこ)などの粘膜が振動して生じる音です。いびきレーザー治療は、この振動しやすい軟口蓋や口蓋垂にレーザーを照射し、組織を引き締めて気道を広げることでいびきの改善を目指す治療法です。
従来のいびき手術は全身麻酔と入院を要し、術後の痛みも強いものでしたが、レーザーを用いることで出血を抑え、短時間で処置が終わるため入院の必要がなく、外来での日帰り手術が可能になりました。当院では日本耳鼻咽喉科学会認定の耳鼻咽喉科専門医が、喉の状態を診察したうえで照射を行います。いびきレーザー治療(外来のみ)は2001年から2022年で累計29,000件の実績があります。
いびき治療全体の中でのレーザー治療の位置づけは、いびき治療の種類比較の記事もあわせてご覧ください。レーザーの種類や仕組み、痛み・術後経過をより詳しく知りたい方は、いびきのレーザー治療の効果・費用・痛みを網羅的に解説した記事も参考になります。この記事では、そのうち保険適用と日帰り手術の実際に焦点を当てて解説します。
いびきレーザー治療の効果〜どのくらい改善するのか
効果の現れ方と持続期間
レーザー照射後、軟口蓋の組織は数週間かけて徐々に引き締まっていきます。効果は照射直後ではなく、術後2〜4週間ほどかけて現れるのが一般的です。組織が収縮して気道が広がることで、いびきの音量や頻度の軽減が期待できます。
効果が出やすい人・出にくい人
いびきレーザー治療は、いびきの原因が軟口蓋や口蓋垂のたるみにある場合に効果が期待できます。一方で、原因が別の部位にある場合は十分な改善が得られにくいことがあります。
- 効果が出やすい人:軟口蓋や口蓋垂が長い・たるんでいる、肥満傾向が強くない、いびきが主体で重症の睡眠時無呼吸がない
- 効果が出にくい人:肥満で首まわりに脂肪が多い、鼻づまりが主な原因、舌の付け根の落ち込み(舌根沈下)が原因、中等症〜重症の睡眠時無呼吸症候群がある
鼻づまりが主な原因の場合は、喉ではなく鼻の治療が優先されます。鼻といびきの関係は鼻詰まりがいびきの原因になる仕組みを解説した記事をご覧ください。効果を正しく見極めるには、まず原因がどこにあるかを診察・検査で特定することが大切です。
いびきレーザー治療の費用〜保険適用で日帰り手術が可能
いびきのレーザー治療は自由診療で数十万円かかるイメージを持たれがちですが、当院のいびき・睡眠時無呼吸症候群のレーザー治療は保険診療の適用対象で、全国一律の診療報酬に基づいて費用が決まります。
当院での費用の目安は次のとおりです。
- 初診時の検査:約3,000〜12,000円(症状により検査内容が異なるため費用に幅があります)
- レーザー治療費:3割負担で約31,000円前後
- 再診:約1,000〜2,000円程度
薬を処方する場合は別途費用がかかります。お支払いは現金のみです。保険証をお持ちいただくと保険診療となり、お忘れの場合や保険適用外となる場合は自由診療扱いとなります。適応は医師が初診時に診察のうえ判断します。費用面で治療を迷っている方は、まず検査で原因と適応を確認することをおすすめします。
いびきのレーザー治療というと高額な自由診療を思い浮かべる方が多いのですが、いびきや睡眠時無呼吸症候群の状態によっては保険診療で日帰り治療が可能です。大切なのは、ご自身のいびきの原因が治療の適した部位にあるかどうかを見極めることです。効果が出にくいタイプの方に無理に治療をおすすめすることはありませんので、まずは検査で原因を確認していただければと思います。
都筑俊寛 銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科 院長 / 耳鼻咽喉科専門医 医師プロフィールはこちら
日帰り手術の流れと術後の経過
治療当日までの流れ
まず問診と診察で、いびきの原因や喉・鼻の状態を確認します。睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、自宅でできる睡眠検査で無呼吸の有無や重症度を調べます。検査の結果によってはレーザー治療の適応とならないこともあります。なお、初診・検査と手術を同じ日に行うことは基本的にできません。
治療当日
局所麻酔を行ったうえでレーザーを照射します。処置自体は短時間で終わり、入院の必要はありません。日帰りで帰宅でき、その日のうちに日常生活へ戻れます。
術後の経過と注意点
術後は照射部位に炎症が起こり、10〜14日程度は喉の痛みや違和感を感じることがあります。この期間は刺激の強い飲食物や激しい運動を控えていただきます。痛みには内服薬で対応します。術後は経過を確認するため、指定の時期に再診していただきます。
いびきレーザー治療のメリットとデメリット
いびきレーザー治療のメリットは、切開を伴う従来手術に比べて出血が少なく、入院不要で日帰りできる点、そして条件を満たせば保険適用で受けられる点です。処置時間が短く、体への負担が比較的少ないことも特徴です。
一方でデメリットもあります。効果には個人差があり、原因や体質によっては十分な改善が得られないことがあります。また、切除を伴う治療では体質により瘢痕拘縮による再狭窄が生じることがあり、睡眠時無呼吸症候群に対する軟口蓋形成術については、ガイドライン2020でも効果・安全性に慎重な見解が示されています。こうしたメリットとデメリットを理解したうえで、医師と相談して治療を選ぶことが大切です。
いびきレーザー治療と睡眠時無呼吸症候群の関係
いびきの背景に睡眠時無呼吸症候群(SAS)が隠れていることがあります。SASは睡眠中に10秒以上の呼吸停止を繰り返す病気で、放置すると高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中などの合併症リスクが高まります。
中等症〜重症のSASでは、レーザー治療よりもCPAP療法(3割負担で月額約5,000円程度)が第一選択となります。いびきが主体で重症のSASがない場合にレーザー治療が選択肢となるため、まず重症度を評価することが重要です。ご自身の状態が気になる方は睡眠時無呼吸症候群の症状セルフチェック記事や睡眠時無呼吸症候群の重症度を解説した記事を参考にしてください。
いびきレーザー治療の効果と費用に関するよくある質問(FAQ)
Q1. いびきレーザー治療の効果はどのくらい持続しますか?
いびきレーザー治療の効果は術後2〜4週間かけて現れ、持続期間には個人差があります。体重増加や加齢で軟口蓋が再びたるむと、いびきが戻ることもあります。効果を保つには、体重管理や飲酒の見直しなどの生活習慣の改善もあわせて行うことが大切です。
Q2. いびきレーザー治療の費用は保険適用で本当に安くなりますか?
当院のいびき・睡眠時無呼吸症候群のレーザー治療は保険診療の対象で、3割負担で治療費約31,000円前後が目安です。自由診療で数十万円かかるケースと比べると負担を抑えられますが、適応は医師が初診時に判断します。
Q3. いびきレーザー治療は日帰りで受けられますか?入院は必要ですか?
当院のいびきレーザー治療は外来での日帰り手術が可能で、入院は必要ありません。ただし、初診・検査と手術は基本的に別日となり、術後は経過確認のため再診していただきます。
Q4. いびきレーザー治療に効果がないのはどんな場合ですか?
肥満で首まわりに脂肪が多い方、鼻づまりや舌根沈下が主な原因の方、中等症〜重症の睡眠時無呼吸症候群がある方は、いびきレーザー治療の効果が出にくい傾向があります。原因を検査で特定し、適した治療を選ぶことが重要です。
Q5. いびきレーザー治療の痛みや術後の経過はどの程度ですか?
いびきレーザー治療は局所麻酔で行い、術後10〜14日程度は喉の痛みや違和感が出ることがあります。痛みには内服薬で対応します。出血は少なく、日常生活には大きな支障が出にくい治療です。
まとめ|いびきレーザー治療の効果と費用を知り、東京・銀座で相談を
いびきレーザー治療は、軟口蓋や口蓋垂を引き締めて気道を広げる日帰り治療で、原因が喉のたるみにある場合に効果が期待できます。当院では保険適用で受けられ、3割負担で治療費約31,000円前後が目安です。効果には個人差があり、肥満や鼻づまり、重症の睡眠時無呼吸が原因の場合は別の治療が優先されます。まずは東京・銀座の耳鼻咽喉科で原因と適応を確認することをおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状には個人差があり、検査や治療の適応は医師が診察のうえ判断します。
コレージュクリニックとは

当院は、いびきをはじめ、睡眠時無呼吸症候群や花粉症・アレルギー性鼻炎などの診療を専門とする耳鼻咽喉科クリニックです。
いびきは単なる音の問題にとどまらず、時に健康へ深刻な影響を及ぼすこともあります。当院では、原因や症状を丁寧に見極めたうえで、適切な診断と治療をご提案し、質の高い睡眠の回復をめざします。
一人ひとりに寄り添いながら、健やかな眠りと快適な毎日をサポートいたします。
レーザー治療は保険適用、自己負担は約3割
ほとんどの治療は健康保険が適用され、自己負担額はおよそ31,000円前後。保険証をお忘れなくご持参ください。
医師紹介
都筑 俊寛(つづく としひろ)

耳鼻咽喉科専門医。レーザー治療の臨床と研究に長年携わり、28,000件以上の治療実績をもつ。
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 専門医
- 日本めまい平衡医学会 参与
- 日本臨床医療レーザー協会 会員
- 帝京大学医学部 元准教授
いびきは単なる音の問題ではありません。 睡眠の質を下げ、生活の質を大きく損なうこともあります。 専門医として、安心できる診断と治療を通じて、より良い毎日を取り戻すお手伝いができればと願っています。