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睡眠時無呼吸症候群の症状チェックリスト|日中の眠気は危険信号?耳鼻科専門医が解説【銀座】
2025.11.24
「日中、強い眠気に襲われる」「家族にいびきや呼吸の停止を指摘された」。こうした症状は、睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれません。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりを繰り返す病気で、いびきだけでなく日中の眠気や起床時の頭痛など、さまざまな症状を引き起こします。しかし自分では気づきにくく、多くの方が見過ごしているのが現状です。
この記事では、睡眠時無呼吸症候群の症状を、夜間・起床時・日中に分けたチェックリストとともに、見逃してはいけない危険なサインや放置するリスクまで、耳鼻咽喉科専門医の立場から解説します。
睡眠時無呼吸症候群とはどんな病気?
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に空気の通り道である気道が狭くなったり塞がったりすることで、呼吸が10秒以上止まる「無呼吸」や、呼吸が浅くなる「低呼吸」を繰り返す病気です。呼吸が止まるたびに体は低酸素状態になり、そのたびに脳が一瞬覚醒するため、十分に眠ったつもりでも熟睡できていない状態が続きます。
睡眠時無呼吸症候群の多くは、喉が塞がることで起こる閉塞性のタイプで、肥満と関連が強いですが、あごが小さい方など肥満がなくても起こることがあります。国内では多くの方が睡眠時無呼吸症候群と推定されていますが、実際に治療を受けている方は一部にとどまり、多くが気づかないまま過ごしているとされています。だからこそ、症状を知りセルフチェックすることが重要です。
睡眠時無呼吸症候群の症状チェックリスト
睡眠時無呼吸症候群の症状は、夜間の症状・起床時の症状・日中の症状に分けられます。以下のチェックリストで、当てはまる項目がないか確認してみてください。
夜間(睡眠中)の症状
睡眠中に現れる症状には、次のものがあります。毎晩のように大きないびきをかく、家族などから睡眠中に呼吸が止まっていると指摘される、睡眠中にむせたり息苦しさで目が覚める、首を絞められたような窒息感で目覚めることがある、夜中に何度も目が覚める、夜中に2回以上トイレに起きる、寝汗をよくかく、寝相が悪い、といった症状です。これらは睡眠中のことなので自分では気づきにくく、家族やパートナーの指摘が重要な手がかりになります。
起床時の症状
朝起きたときに現れる症状には、次のものがあります。朝起きたときに頭痛や頭の重さがある、口が乾いている、いくら寝ても疲れが取れない、熟睡感がない、朝起きた時点で体が重くだるい、すっきり目覚められない、といった症状です。「十分な時間寝ているのに疲れが取れない」と感じる場合、睡眠の質が低下しているサインかもしれません。
日中の症状
日中に現れる症状には、次のものがあります。日中に強い眠気がある、会議中や運転中にうとうとしてしまう、集中力が続かない、全身の倦怠感や疲労感がある、判断力が低下していると感じる、といった症状です。特に日中の強い眠気は睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状で、後述するように危険なサインでもあります。
これらの症状に複数当てはまる場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。ただし、このチェックリストはあくまで目安であり、診断を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、耳鼻咽喉科など専門の医療機関で検査を受けることをお勧めします。
睡眠時無呼吸症候群の症状「日中の眠気」は危険信号
「睡眠時無呼吸症候群の症状の中でも、特に注意していただきたいのが日中の強い眠気です。夜に十分な時間寝ているはずなのに日中に強い眠気に襲われる場合、睡眠中に無呼吸が繰り返されて熟睡できていない可能性があります。
日中の眠気は、単なる寝不足や疲れと思われがちですが、休みを取っても就寝時間を早めても改善しない場合は睡眠時無呼吸症候群を疑う必要があります。特に、車の運転中や作業中に強い眠気に襲われると、重大な事故につながる恐れがあり危険です。日中の眠気は体からの危険信号ととらえ、いびきや呼吸の停止の指摘がある場合は、早めに検査を受けていただきたいと思います。」
都筑俊寛 銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科 院長 / 耳鼻咽喉科専門医 医師プロフィールはこちら
日中の強い眠気が睡眠時無呼吸症候群の危険信号とされるのには理由があります。睡眠中に無呼吸・低呼吸が繰り返されると、そのたびに脳が覚醒して熟睡できず、睡眠の質が大きく低下します。その結果、日中に強い眠気や倦怠感、集中力の低下が現れます。
この日中の眠気が特に問題になるのは、車の運転中や機械の操作中など、事故につながりかねない場面での眠気です。睡眠時無呼吸症候群による日中の眠気は、休息をとっても改善しにくいため、根本的な治療が必要です。日中の強い眠気がある方は、放置せず専門医に相談することが大切です。
見逃してはいけない睡眠時無呼吸症候群の危険なサイン
睡眠時無呼吸症候群の症状の中でも、以下のようなサインがある場合は特に注意が必要です。
家族などから睡眠中に何度も呼吸が止まっていると指摘される、睡眠中に窒息感やむせで目が覚める、日中に耐えられないほどの強い眠気があり運転中などにうとうとする、高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある、といったサインです。これらが複数当てはまる場合、中等症以上の睡眠時無呼吸症候群の可能性があり、放置すると健康リスクが高まります。早めに検査を受けることをお勧めします。
睡眠時無呼吸症候群の症状を放置するリスク
睡眠時無呼吸症候群の症状を放置すると、さまざまな健康リスクが高まります。睡眠中に無呼吸・低呼吸が繰り返されることで、体が低酸素状態に繰り返しさらされ、心臓や血管、脳に負担がかかります。
睡眠時無呼吸症候群を放置すると、高血圧・糖尿病・心疾患(心筋梗塞など)・脳血管障害(脳卒中)などの合併症リスクが高まることが知られています。中等症以上の睡眠時無呼吸症候群では、これらのリスクがさらに高くなると報告されています。また、日中の強い眠気による交通事故や作業中の事故のリスクも見過ごせません。睡眠時無呼吸症候群の症状は「ただのいびき」「少し疲れているだけ」と軽視せず、早めに対処することが大切です。
睡眠時無呼吸症候群の症状に気づいたら検査を
睡眠時無呼吸症候群の症状に心当たりがある場合、まず検査で状態を正確に把握することが重要です。主な検査には、自宅でできる簡易検査と、より精密な終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)があります。
簡易検査は、自宅で就寝時に手指や鼻下にセンサーを装着し、睡眠中の呼吸状態や血中酸素濃度を測定する検査です。手軽に行え、睡眠時無呼吸症候群の早期発見に有効です。より精密な評価が必要な場合は、終夜睡眠ポリグラフ検査で睡眠の状態を詳しく調べます。これらの検査で無呼吸低呼吸指数(AHI)を測定し、重症度を評価することで、適切な治療につなげることができます。
睡眠時無呼吸症候群の症状に応じた治療法
睡眠時無呼吸症候群の治療法は、検査で把握した重症度や原因に応じて選択されます。中等症〜重症の場合は、睡眠時にマスクから空気を送り込むCPAP療法が標準治療となります。軽症〜中等症では、下あごを前方に固定するマウスピース(口腔内装置)が選択肢になります。
また、いびきが主な症状で重症の睡眠時無呼吸が否定されている場合は、いびきのレーザー治療が選択肢になることもあります。鼻詰まりが症状に関係している場合は、鼻の治療が有効です。どの治療でも、減量・節酒・睡眠姿勢の見直しといった生活習慣の改善が土台となります。症状に応じた適切な治療を選ぶために、まず検査を受けることが大切です。
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科の睡眠時無呼吸症候群診療について
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科は、東京都中央区銀座7丁目に位置する耳鼻咽喉科クリニックです。院長の都筑俊寛医師は、いびき・睡眠時無呼吸症候群に対するレーザー治療(外来のみ)において2001年から2022年で累計29,000件の実績を持つ、耳鼻咽喉科専門医です。症状や検査結果をふまえて重症度と原因を評価し、患者さんに適した治療をご提案しています。
当院のいびき・睡眠時無呼吸症候群、および花粉症・アレルギー性鼻炎に対するレーザー治療は、保険診療が適用されます。費用は全国一律の診療報酬に基づいており、いびき・無呼吸のレーザー治療費は3割負担でおよそ31,000円前後、初診・検査費用は約3,000〜12,000円、再診費用は約1,000〜2,000円程度が目安です(症状により検査内容が異なるため費用には幅があります。薬の処方がある場合は別途費用がかかります。お支払いは現金のみとなります)。健康保険証をご持参いただければ保険診療としての費用で治療が可能です。保険証をお忘れの場合や保険適用外の症状に対する治療は自由診療扱いとなります。治療の適応は医師が初診時に判断いたします。
「睡眠時無呼吸症候群の症状が気になる」「日中の眠気やいびきを相談したい」という銀座・東京エリアの方は、ぜひ一度ご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群の症状に関するよくあるご質問(FAQ)
Q1. 睡眠時無呼吸症候群にはどんな症状がありますか?
睡眠時無呼吸症候群の症状は、夜間・起床時・日中に分けられます。夜間は大きないびき、睡眠中の呼吸停止の指摘、むせや窒息感での覚醒、夜間頻尿など。起床時は頭痛、口の乾き、熟睡感のなさ、疲れが取れない感覚など。日中は強い眠気、集中力の低下、倦怠感などです。これらに複数当てはまる場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるため、検査を受けることをお勧めします。
Q2. 睡眠時無呼吸症候群の症状で日中の眠気が危険なのはなぜですか?
日中の強い眠気は、睡眠中の無呼吸によって熟睡できず睡眠の質が低下していることを示す危険信号です。特に、車の運転中や機械の操作中に強い眠気に襲われると、重大な事故につながる恐れがあり危険です。また、この眠気は休息をとっても改善しにくいのが特徴です。夜に十分寝ているのに日中に強い眠気がある場合は、睡眠時無呼吸症候群を疑い、早めに専門医に相談することが大切です。
Q3. 睡眠時無呼吸症候群の症状は自分で気づけますか?
睡眠時無呼吸症候群の夜間の症状(いびき、呼吸停止など)は睡眠中のことなので、自分では気づきにくいのが特徴です。多くの場合、家族やパートナーからの指摘が気づくきっかけになります。一方、起床時の頭痛や熟睡感のなさ、日中の強い眠気などは自分でも自覚できる症状です。これらのセルフチェックで気になる症状がある場合は、検査で正確に状態を把握することをお勧めします。
Q4. 睡眠時無呼吸症候群の症状を放置するとどうなりますか?
睡眠時無呼吸症候群の症状を放置すると、睡眠中に繰り返される低酸素状態によって心臓や血管、脳に負担がかかり、高血圧・糖尿病・心疾患・脳血管障害などの合併症リスクが高まることが知られています。中等症以上ではこれらのリスクがさらに高くなります。また、日中の眠気による事故のリスクもあります。症状を「ただのいびき」と軽視せず、早めに検査と治療を受けることが大切です。
Q5. 睡眠時無呼吸症候群の症状があるとき何科を受診すればよいですか?
睡眠時無呼吸症候群の症状があるときは、耳鼻咽喉科が受診先の一つです。いびきや無呼吸の原因は上気道(鼻から喉にかけての空気の通り道)にあり、耳鼻咽喉科はこの領域を専門としています。特に鼻詰まりや喉の状態が症状に関わっている場合、耳鼻咽喉科で原因を総合的に評価できます。まず自宅でできる簡易検査などで状態を把握し、重症度に応じた治療を検討することが大切です。
まとめ|睡眠時無呼吸症候群の症状に気づいたら早めに検査を
睡眠時無呼吸症候群の症状は、夜間のいびきや呼吸停止、起床時の頭痛や熟睡感のなさ、日中の強い眠気など多岐にわたります。特に日中の強い眠気は、睡眠の質の低下を示す危険信号で、事故のリスクにもつながるため見逃せません。
夜間の症状は自分では気づきにくいため、家族の指摘やセルフチェックが重要な手がかりになります。症状に心当たりがある場合は、「ただのいびき」「少し疲れているだけ」と軽視せず、検査で正確に状態を把握することが大切です。睡眠時無呼吸症候群を放置すると健康リスクが高まるため、早めの対処が重要です。
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科では、いびき・睡眠時無呼吸症候群のレーザー治療の豊富な実績を持つ耳鼻咽喉科専門医が、症状と検査に基づいて患者さんに適した治療をご提案しています。いびき・睡眠時無呼吸症候群のレーザー治療は保険診療が適用され、明確な費用のもとで治療を受けていただけます。
睡眠時無呼吸症候群の症状が気になるという銀座・東京エリアの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。チェックリストは目安であり、症状や治療の適応は医師が診察のうえ判断します
コレージュクリニックとは

当院は、いびきをはじめ、睡眠時無呼吸症候群や花粉症・アレルギー性鼻炎などの診療を専門とする耳鼻咽喉科クリニックです。
いびきは単なる音の問題にとどまらず、時に健康へ深刻な影響を及ぼすこともあります。当院では、原因や症状を丁寧に見極めたうえで、適切な診断と治療をご提案し、質の高い睡眠の回復をめざします。
一人ひとりに寄り添いながら、健やかな眠りと快適な毎日をサポートいたします。
レーザー治療は保険適用、自己負担は約3割
ほとんどの治療は健康保険が適用され、自己負担額はおよそ31,000円前後。保険証をお忘れなくご持参ください。
医師紹介
都筑 俊寛(つづく としひろ)

耳鼻咽喉科専門医。レーザー治療の臨床と研究に長年携わり、28,000件以上の治療実績をもつ。
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 専門医
- 日本めまい平衡医学会 参与
- 日本臨床医療レーザー協会 会員
- 帝京大学医学部 元准教授
いびきは単なる音の問題ではありません。 睡眠の質を下げ、生活の質を大きく損なうこともあります。 専門医として、安心できる診断と治療を通じて、より良い毎日を取り戻すお手伝いができればと願っています。