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睡眠時無呼吸症候群の治療法7選と効果を耳鼻科専門医が比較解説【銀座】
2025.10.27
「睡眠時無呼吸症候群と診断されたけれど、どんな治療法があるの?」「CPAP以外に選択肢はある?」。睡眠時無呼吸症候群の治療を考えるとき、自分に合った治療法を知りたいと感じる方は多いはずです。
睡眠時無呼吸症候群の治療法には、CPAP療法・マウスピース・レーザー治療・手術・生活習慣の改善など複数の選択肢があり、重症度や原因によって適した治療が異なります。放置すると高血圧や心疾患などのリスクが高まるため、正しく理解して適切な治療を受けることが大切です。
この記事では、睡眠時無呼吸症候群の主な治療法7選の効果・適応・費用を、耳鼻咽喉科専門医の立場から比較して解説します。治療法選びの参考にしてください。
睡眠時無呼吸症候群とは?治療が必要な理由
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に気道が狭くなったり塞がったりして、呼吸が止まる・浅くなることを繰り返す病気です。多くは気道が物理的に塞がる閉塞性睡眠時無呼吸で、いびき・日中の強い眠気・起床時の頭痛・熟睡感の欠如などの症状が現れます。
治療が必要な理由は、睡眠時無呼吸症候群を放置すると健康リスクが高まるためです。睡眠中に何度も低酸素状態が繰り返されることで、高血圧・糖尿病・心疾患・脳血管疾患などのリスクが上昇することが知られています。また、日中の眠気による集中力の低下や交通事故のリスクも問題となります。適切な治療によってこれらのリスクを軽減し、睡眠と生活の質を取り戻すことが治療の目的です。
睡眠時無呼吸症候群の重症度と治療法選択の関係
睡眠時無呼吸症候群の治療法は、重症度によって選択が変わります。重症度は「無呼吸低呼吸指数(AHI)」という、1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数で判定されます。
一般的に、AHIが5以上15未満を軽症、15以上30未満を中等症、30以上を重症と分類します。日本呼吸器学会の診療ガイドラインでは、重症の場合はCPAP療法が第一選択とされ、軽症〜中等症ではマウスピースなども選択肢になります。適切な治療法を選ぶためには、まず検査で重症度を正確に把握することが欠かせません。
睡眠時無呼吸症候群の治療法7選と効果比較
睡眠時無呼吸症候群の主な治療法を7つに分けて、効果・適応・特徴を解説します。
治療法①:CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)
CPAP療法は、睡眠時に鼻や口にマスクを装着し、機械から一定の圧力で空気を送り込んで気道を広げる治療法です。中等症〜重症の睡眠時無呼吸症候群に対して最も効果的な治療法として広く普及しており、ガイドラインでも重症例の第一選択とされています。
装着を継続する限り効果が維持される一方、毎晩の装着が必要で、機器の管理や月1回程度の定期通院が求められます。保険適用となり、費用は3割負担で月額約5,000円程度が目安です。マスクの装着に慣れるまで違和感を感じる方もいます。
治療法②:マウスピース(口腔内装置)
マウスピース(口腔内装置:OA)は、就寝時に装着して下あごを数ミリ前方に固定し、舌の付け根を引き上げて気道を確保する治療法です。軽症〜中等症の睡眠時無呼吸症候群に有効とされ、CPAPが使えない場合の選択肢にもなります。
電源も機械も不要で、携帯性に優れ出張や旅行にも持ち運べる点がメリットです。保険適用で作製する場合は医科での確定診断と紹介状が必要で、費用は3割負担で約1〜1.5万円前後が目安です。装着初期に顎の違和感が生じたり、長期使用で歯列に変化が生じることがあります。
治療法③:いびきのレーザー治療
いびきのレーザー治療は、口蓋垂や軟口蓋の粘膜にレーザーを照射して組織を引き締めたり切除したりすることで、気道を広げる治療です。切開を伴わない治療は日帰りで受けられ、体への負担が少ないのが特徴です。
主にいびきの改善に効果が期待される治療で、いびきが主な悩みで、検査で中等症〜重症の睡眠時無呼吸が否定されている方に適した選択肢です。中等症〜重症の睡眠時無呼吸症候群そのものに対しては、CPAPなどの標準治療が優先されます。当院ではこのレーザー治療に保険診療が適用されます。
治療法④:外科手術(口蓋扁桃摘出・アデノイド切除など)
扁桃肥大やアデノイド肥大が気道を塞いでいる場合は、外科手術によってこれらを取り除き、気道を確保する治療が有効です。特に子供の睡眠時無呼吸症候群では、扁桃摘出術やアデノイド切除術が根本的な治療になることが多くあります。手術は全身麻酔で行われることが一般的で、原因が明確な場合に高い効果が期待できます。
治療法⑤:鼻の治療(鼻詰まりの改善)
鼻詰まりは口呼吸を招き、いびきや睡眠時無呼吸を悪化させる要因になります。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症などによる鼻詰まりがある場合は、その治療を行うことで気道が通りやすくなり、他の治療の効果を高めることにつながります。当院では鼻詰まりの原因となるアレルギー性鼻炎に対する鼻レーザー治療も保険適用で行っています。
治療法⑥:生活習慣の改善(減量・節酒・睡眠姿勢)
生活習慣の改善は、どの治療とも併用できる基本的な対策です。肥満は気道周囲への脂肪沈着を招き睡眠時無呼吸を悪化させるため、減量は重要です。就寝前の飲酒は喉の筋肉を緩めて気道を塞ぎやすくするため控えることが望ましく、横向きで寝ることで気道の閉塞を防ぎやすくなります。どの治療を選んでも、体重管理を含む生活習慣の見直しは効果を高める土台となります。
治療法⑦:ナステント・その他の補助的治療
鼻から挿入して気道を確保するステント(ナステント)など、補助的な治療が用いられることもあります。これらは症状や状況に応じて選択される選択肢のひとつです。どの治療が適しているかは、重症度・原因・ライフスタイルによって異なるため、専門医と相談して決めることが大切です。
睡眠時無呼吸症候群の治療法の選び方
「睡眠時無呼吸症候群の治療法について患者さんにお伝えするとき、私が最も重視するのは『まず検査で重症度と原因を正確に把握すること』です。治療法は重症度によって選択が変わり、重症の方にはCPAP療法が第一選択となりますが、軽症〜中等症ではマウスピースやその他の選択肢も検討できます。
また、いびきが主な悩みで重症の睡眠時無呼吸が否定されている場合はレーザー治療が選択肢になりますし、鼻詰まりが関係している場合は鼻の治療が効果を高めることもあります。大切なのは、一つの治療法にこだわるのではなく、その方の重症度・原因・生活スタイルに合った治療を選ぶことです。まずは検査を受けて、ご自身の状態を正確に知ることから始めていただきたいと思います。」
都筑俊寛 銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科 院長 / 耳鼻咽喉科専門医 医師プロフィールはこちら
睡眠時無呼吸症候群の治療法を選ぶ際は、検査による重症度の把握を出発点に、原因・生活スタイル・治療への希望を総合的に考えることが大切です。重症例ではCPAP療法が基本となり、軽症〜中等症ではマウスピースやその他の選択肢が検討されます。原因に応じて鼻の治療や生活習慣の改善を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
睡眠時無呼吸症候群の検査の重要性
睡眠時無呼吸症候群の治療法を適切に選ぶためには、検査による正確な診断が欠かせません。主な検査には、自宅で睡眠中の呼吸状態や血中酸素濃度を測定する簡易検査と、より精密に睡眠の状態を調べる終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)があります。
これらの検査でAHIを測定し重症度を把握することで、CPAP・マウスピースなどどの治療が適しているかを医師と具体的に相談できます。また、マウスピースを保険適用で作製するには医科での確定診断が必要になるなど、検査は治療の前提としても重要です。いびきや日中の眠気が気になる方は、まず検査で状態を確認することから始めましょう。
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科の睡眠時無呼吸症候群診療について
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科は、東京都中央区銀座7丁目に位置する耳鼻咽喉科クリニックです。院長の都筑俊寛医師は、いびき・睡眠時無呼吸症候群に対するレーザー治療(外来のみ)において2001年から2022年で累計29,000件の実績を持つ、耳鼻咽喉科専門医です。検査で重症度と原因を評価し、患者さんに適した治療をご提案しています。
当院のいびき・睡眠時無呼吸症候群、および花粉症・アレルギー性鼻炎に対するレーザー治療は、保険診療が適用されます。費用は全国一律の診療報酬に基づいており、いびき・無呼吸のレーザー治療費は3割負担でおよそ31,000円前後、初診・検査費用は約3,000〜12,000円、再診費用は約1,000〜2,000円程度が目安です(症状により検査内容が異なるため費用には幅があります。薬の処方がある場合は別途費用がかかります。お支払いは現金のみとなります)。健康保険証をご持参いただければ保険診療としての費用で治療が可能です。保険証をお忘れの場合や保険適用外の症状に対する治療は自由診療扱いとなります。治療の適応は医師が初診時に判断いたします。
「睡眠時無呼吸症候群の治療法について相談したい」「保険適用の治療を受けたい」という銀座・東京エリアの方は、ぜひ一度ご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群の治療に関するよくあるご質問(FAQ)
Q1. 睡眠時無呼吸症候群の治療法にはどんな種類がありますか?
睡眠時無呼吸症候群の主な治療法には、CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)、マウスピース(口腔内装置)、いびきのレーザー治療、外科手術(扁桃摘出・アデノイド切除など)、鼻の治療、生活習慣の改善、ナステントなどの補助的治療があります。どの治療が適しているかは重症度・原因・生活スタイルによって異なります。重症の場合はCPAP療法が第一選択とされ、軽症〜中等症ではマウスピースなども選択肢になります。
Q2. 睡眠時無呼吸症候群の治療で最も効果的なのはどれですか?
中等症〜重症の睡眠時無呼吸症候群に対して最も効果的とされ、ガイドラインで重症例の第一選択とされているのはCPAP療法です。就寝時にマスクから空気を送り込んで気道を広げる治療で、装着を継続する限り効果が維持されます。ただし、軽症〜中等症ではマウスピースが有効な場合もあり、どの治療が最適かは検査による重症度の把握と医師の判断によって決まります。
Q3. 睡眠時無呼吸症候群の治療は保険適用されますか?
睡眠時無呼吸症候群の治療は、条件を満たせば保険適用となります。CPAP療法は保険適用で3割負担で月額約5,000円程度、マウスピースは保険適用で作製する場合3割負担で約1〜1.5万円前後が目安です(マウスピースは医科での確定診断と紹介状が必要)。当院のいびき・睡眠時無呼吸症候群に対するレーザー治療も保険診療が適用されます。保険適用の条件は検査結果をふまえて医師が判断します。
Q4. 睡眠時無呼吸症候群をレーザー治療で治せますか?
いびきのレーザー治療は、いびきの改善に効果が期待される治療で、いびきが主な悩みで検査により中等症〜重症の睡眠時無呼吸が否定されている方に適した選択肢です。一方、中等症〜重症の睡眠時無呼吸症候群そのものに対しては、CPAP療法などの標準治療が優先されます。まず検査で重症度を評価し、レーザー治療が適しているかを医師が判断することが大切です。
Q5. 睡眠時無呼吸症候群の治療を始めるにはまず何をすればよいですか?
まずは検査で睡眠時無呼吸症候群の重症度(AHI)と原因を正確に把握することから始めます。自宅でできる簡易検査や、より精密な終夜睡眠ポリグラフ検査によって状態を評価します。検査でAHIがわかれば、CPAP・マウスピース・レーザー治療などどの治療が適しているかを医師と具体的に相談できます。いびきや日中の眠気が気になる方は、放置せず早めに検査を受けることをお勧めします。
まとめ|睡眠時無呼吸症候群の治療法は重症度と原因で選ぶ
睡眠時無呼吸症候群の治療法には、CPAP療法・マウスピース・レーザー治療・外科手術・鼻の治療・生活習慣の改善・補助的治療など複数の選択肢があります。重症の場合はCPAP療法が第一選択とされ、軽症〜中等症ではマウスピースなども検討されます。いびきが主な悩みの場合はレーザー治療、鼻詰まりが関係する場合は鼻の治療が効果を高めることもあります。
治療法を適切に選ぶためには、まず検査で重症度と原因を正確に把握することが欠かせません。放置すると健康リスクが高まるため、早めの検査と治療が大切です。
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科では、いびき・睡眠時無呼吸症候群のレーザー治療の豊富な実績を持つ耳鼻咽喉科専門医が、検査に基づいて患者さんに適した治療をご提案しています。いびき・睡眠時無呼吸症候群のレーザー治療は保険診療が適用され、明確な費用のもとで治療を受けていただけます。
睡眠時無呼吸症候群の治療を検討しているという銀座・東京エリアの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。治療の適応や選択は医師が診察のうえ判断します。
コレージュクリニックとは

当院は、いびきをはじめ、睡眠時無呼吸症候群や花粉症・アレルギー性鼻炎などの診療を専門とする耳鼻咽喉科クリニックです。
いびきは単なる音の問題にとどまらず、時に健康へ深刻な影響を及ぼすこともあります。当院では、原因や症状を丁寧に見極めたうえで、適切な診断と治療をご提案し、質の高い睡眠の回復をめざします。
一人ひとりに寄り添いながら、健やかな眠りと快適な毎日をサポートいたします。
レーザー治療は保険適用、自己負担は約3割
ほとんどの治療は健康保険が適用され、自己負担額はおよそ31,000円前後。保険証をお忘れなくご持参ください。
医師紹介
都筑 俊寛(つづく としひろ)

耳鼻咽喉科専門医。レーザー治療の臨床と研究に長年携わり、28,000件以上の治療実績をもつ。
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 専門医
- 日本めまい平衡医学会 参与
- 日本臨床医療レーザー協会 会員
- 帝京大学医学部 元准教授
いびきは単なる音の問題ではありません。 睡眠の質を下げ、生活の質を大きく損なうこともあります。 専門医として、安心できる診断と治療を通じて、より良い毎日を取り戻すお手伝いができればと願っています。