column コラム
いびきで赤ちゃんが起きる…パートナーのいびき対策と根本治療法
2025.12.29
目次
1.パートナーのいびきで赤ちゃんが起きてしまう…深刻な悩みを抱えていませんか?
2.いびきが赤ちゃんに与える影響とは?
3.いびきは病気のサイン?睡眠時無呼吸症候群について
4.今すぐできる!パートナーのいびき対策
5.妻ができるサポートと伝え方のコツ
6.根本治療を目指すなら…レーザー治療という選択肢
7.よくある質問
8.まとめ
パートナーのいびきで赤ちゃんが起きてしまう…深刻な悩みを抱えていませんか?
やっと寝かしつけた赤ちゃんが、パートナーの大きないびきで目を覚ましてしまう。
そんな経験をされている方は少なくありません。夜間の授乳やケアで疲れているのに、いびきの音で赤ちゃんが起きてしまうと、ママの疲労と育児ストレスは一気に増大します。さらに、せっかく寝かしつけた赤ちゃんが起きてしまうことで、昼間もぐずりがちになり、悪循環に陥ってしまうケースも多いのです。
この記事では、パートナーのいびきで赤ちゃんが起きてしまうお悩みを解決するための具体的な対策と、根本的な治療法について解説します。いびきは単なる騒音問題ではなく、**睡眠時無呼吸症候群**という病気のサインである可能性もあります。放置すると高血圧、心臓病、脳卒中のリスクを高める危険性があるため、早めの対処が肝要です。
いびきが赤ちゃんに与える影響とは?
新生児や幼児は小さな音にも敏感です。
大人にとっては気にならない程度の音でも、赤ちゃんにとっては睡眠を妨げる要因になります。特に、パートナーの大きないびきは、せっかく寝かしつけた赤ちゃんを起こしてしまう原因となり得ます。赤ちゃんが十分な睡眠を取れないと、成長ホルモンの分泌が減少し、成長発達や顎・顔の骨格形成などに悪影響を及ぼす可能性があるのです。
赤ちゃんの睡眠が妨げられることで起こる問題
赤ちゃんの睡眠が妨げられると、以下のような問題が生じます。
- 夜間に何度も目が覚め、授乳やケアが必要になる
- 昼間もぐずりがちになり、機嫌が悪くなる
- ママの疲労と育児ストレスが増加する
- 成長ホルモンの分泌が減少し、発育に影響する可能性がある
このように、いびきは赤ちゃんだけでなく、家族全体の生活の質に影響を与える深刻な問題なのです。
ママ自身の睡眠不足も深刻化
パートナーのいびきで赤ちゃんが起きてしまうと、ママ自身も十分な睡眠を取れません。睡眠障害が続くと、イライラが増大し、夫婦関係に悪影響を及ぼしかねません。さらに、長期的には睡眠障害が続くことでうつ病になる危険もあります。
いびきは病気のサイン?睡眠時無呼吸症候群について
大きないびきは、**睡眠時無呼吸症候群**という病気のサインかもしれません。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10秒以上呼吸が止まる、または弱くなる状態が1時間に5回以上起こる病気です。低呼吸・無呼吸が繰り返されることで、身体や脳の酸素不足につながります。この状態では、日中の眠気による事故などにつながることもあるため、早めの治療が必要です。
睡眠時無呼吸症候群の特徴
- 睡眠中に10秒以上呼吸が止まる、弱くなる
- 上記のような状態が1時間に5回以上起こる
- 大きないびきをかく
- 日中に強い眠気を感じる
- 起床時に頭痛がする
これらの症状に心当たりがある場合は、専門医への相談を検討しましょう。
放置すると危険な健康被害
いびきを放置すると、以下のような健康被害のリスクが高まります。
- 高血圧、心臓病、脳卒中のリスク増加
- 生活習慣病(脂質異常症、高血圧、糖尿病)の発症
- 日中の眠気による事故のリスク
- うつ病や認知症などの精神・神経疾患との関連
- 免疫力の低下により風邪をひきやすくなる
睡眠不足により食欲を高めるホルモンが多く分泌され、食欲を抑えるホルモンの分泌が低下するため、肥満になりやすく、それが生活習慣病につながります。このように、いびきは本人の健康を害するだけでなく、将来的な重大な疾患のリスクを高める可能性があるのです。
今すぐできる!パートナーのいびき対策
専門的な治療を受ける前に、まずは自宅でできる対策を試してみましょう。
寝方を変える
仰向けで寝ると、舌が後方に落ち込み気道が狭くなりやすいです。抱き枕を使って横向きに寝ることをサポートすると、いびきの防止対策になります。横向きの体勢で寝てみることは、今すぐできる対策と言えます。
ダイエット・生活習慣の見直し
減量はとても効果的です。
いびきの原因となる首回りの脂肪が減ることで、脂肪組織による気道の圧迫が取れ、いびきの音の軽減、または消失が見込めます。パートナーが肥満気味である場合は、食事管理などご夫婦で協力して行うことをおすすめします。
飲酒を控える
アルコールの摂取は、舌の筋肉の弛緩を促し、いびきを悪化させます。就寝前の飲酒を控えることが推奨されています。飲酒の習慣がある方は、夕飯時の飲酒で留めておくなど、寝る直前のアルコール摂取にならないようにすると良いでしょう。
鼻呼吸を促す
口を開けて眠ると、舌根が喉の奥に下がり、いびきの音が生じやすくなります。市販の口に貼るテープや鼻腔を広げる鼻テープを使用することで、鼻呼吸を促進する手助けができます。
口周りの筋肉を鍛える
のどにある軟部組織、舌、顔面にある筋肉をトレーニングすることにより、口周りの筋肉を鍛えることができます。口腔咽頭の運動は中等症の睡眠時無呼吸症に対して効果的とされています。
妻ができるサポートと伝え方のコツ
パートナーにいびきの問題を伝えるのは、なかなか難しいものです。
しかし、適切な伝え方をすることで、協力して解決に向かうことができます。
「心配している」という気持ちを伝える
いびきをしていることや、眠れないことなどを伝えると、伝えられた方は自分が責められているような気がしてしまうかもしれません。そのため、ついつい反論してしまうことや、口論に発展してしまうこともあります。
パートナーの健康を考え、改善策を一緒に考え話し合うためには、「あなたを責めているのではない」というメッセージを受け取ってもらうことが大切です。いびきによる騒音ストレスを問題に挙げるのではなく、いびきは放っておくと命に関わる病気になることがあるので心配だ、と心配している気持ちを伝えましょう。
「いびきは改善できる」ことを具体的に伝える
いびきによる健康問題の解説をはじめ、いびきと病気の関係について解説しているサイトなどを一緒に見ると説得力も増し、納得してもらえる可能性も高まります。また、それでも大げさである、そこまでではない…などの反応を示すようであれば、ご自身のいびきを録音して聞いてもらうことを提案してはいかがでしょうか。
実際に就寝中の自身のいびきを聞くことで、真剣に考えるきっかけとなるかもしれません。最近ではいびきを録音・分析してくれるアプリもたくさんありますので、活用するのも一つの手です。
寝室環境を整える
いびきを気にせず眠るための最後の手段は別室にすることかもしれません。小さなお子さんがいて、お子さんの安眠のために寝室を分ける方もいらっしゃいます。また、耳栓や、ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンを使うことも一つの方法です。
根本治療を目指すなら…レーザー治療という選択肢
生活習慣の改善だけでは効果が不十分な場合、専門医による治療が選択肢となります。
当院では、痛みやダウンタイムが少ない**レーザー治療**を行い、いびきの改善を目指します。レーザー治療は、身体への負担も少なく、毎日器具をつけるなどの手間もかからないため、取り入れていただきやすい治療です。
レーザー治療の特徴
- 痛みやダウンタイムが少ない
- 日帰りで治療が可能
- 身体への負担が少ない
- 毎日器具をつける手間がかからない
- 根本的な改善を目指せる
当院では、累計29,000件のいびきレーザー治療手術実績があります(2001~2022年、外来のみ)。豊富な経験と実績に基づいた治療を提供しています。
夫婦でクリニックに通う方も増えています
パートナーの睡眠時の呼吸の様子やお身体が心配で、ご夫婦でご一緒にクリニックに相談するケースが増えています。当院では旦那さまや奥さまだけでも、ご夫婦でもご来院いただけるので、お気軽にご相談ください。
器具をつける、手術をするなど、いびき改善のためにはさまざまな治療方法があります。患者様の一人ひとりにあわせ治療法をご提案いたしますので、まずはご相談ください。
よくある質問(Q&A)
Q1. いびきは治療しないと治りませんか?
生活習慣の改善(減量、横向き寝、飲酒制限など)で軽減することもありますが、睡眠時無呼吸症候群が潜在している場合は、専門的な治療が必要です。まずは原因を特定することが重要になります。
Q2. レーザー治療は痛いですか?
当院のレーザー治療は、痛みやダウンタイムが少ない治療法です。身体への負担も少なく、日帰りで治療が可能ですので、お気軽にご相談ください。
Q3. いびきの治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
治療方法や症状の程度によって異なりますが、レーザー治療の場合は日帰りで治療が可能です。詳しくは診察時にご説明いたします。
Q4. 保険は適用されますか?
治療内容によって保険適用の有無が異なります。詳細は当院にお問い合わせください。
Q5. 赤ちゃんがいても治療を受けられますか?
日帰りで治療が可能なレーザー治療であれば、育児中の方でも治療を受けていただけます。ご家族のサポート体制を整えた上で、ご相談ください。
まとめ
パートナーのいびきで赤ちゃんが起きてしまうお悩みは、多くのご家庭が抱える深刻な問題です。
いびきは単なる騒音ではなく、睡眠時無呼吸症候群という病気のサインである可能性があり、放置すると高血圧、心臓病、脳卒中のリスクを高める危険性があります。まずは、寝方の工夫や生活習慣の見直しなど、今すぐできる対策から始めてみましょう。
それでも改善が見られない場合は、専門医による治療を検討することをおすすめします。当院では、痛みやダウンタイムが少ないレーザー治療を提供しており、日帰りで治療が可能です。ご夫婦でのご来院も歓迎しておりますので、お気軽にご相談ください。
コレージュクリニックとは

当院は、いびきをはじめ、睡眠時無呼吸症候群や花粉症・アレルギー性鼻炎などの診療を専門とする耳鼻咽喉科クリニックです。
いびきは単なる音の問題にとどまらず、時に健康へ深刻な影響を及ぼすこともあります。当院では、原因や症状を丁寧に見極めたうえで、適切な診断と治療をご提案し、質の高い睡眠の回復をめざします。
一人ひとりに寄り添いながら、健やかな眠りと快適な毎日をサポートいたします。
レーザー治療は保険適用、自己負担は約3割
ほとんどの治療は健康保険が適用され、自己負担額はおよそ31,000円前後。保険証をお忘れなくご持参ください。
医師紹介
都筑 俊寛(つづく としひろ)

耳鼻咽喉科専門医。レーザー治療の臨床と研究に長年携わり、28,000件以上の治療実績をもつ。
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 専門医
- 日本めまい平衡医学会 参与
- 日本臨床医療レーザー協会 会員
- 帝京大学医学部 元准教授
いびきは単なる音の問題ではありません。 睡眠の質を下げ、生活の質を大きく損なうこともあります。 専門医として、安心できる診断と治療を通じて、より良い毎日を取り戻すお手伝いができればと願っています。