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鼻づまりで両方が苦しくて眠れない原因と今夜からできる対処法を耳鼻科専門医が解説【銀座】
2026.09.25
「両方の鼻が詰まって苦しくて眠れない」。夜、布団に入っても鼻づまりで息ができず、寝つけないつらさは経験した人にしかわからないものです。口呼吸になって喉が乾き、睡眠不足で日中の集中力も落ちてしまいます。
鼻づまりで両方が苦しくて眠れないのには、夜に鼻づまりが悪化する理由があります。今夜からできる対処法を知れば、つらい鼻づまりを一時的に和らげることができます。ただし、鼻づまりが続く場合は、その原因への対処が大切です。
この記事では、鼻づまりで両方が苦しくて眠れない原因と、今夜から試せる対処法、そして鼻づまりが続く場合の治療まで、耳鼻咽喉科専門医の立場から解説します。

鼻づまりで両方が苦しくて眠れないのはなぜ?夜に悪化する理由
鼻づまりは、鼻の粘膜の血流が増えて腫れたり、鼻水によって鼻腔が狭くなったりすることで起こります。日中は気にならなくても、夜になると両方の鼻が詰まって苦しくなるのには、いくつかの理由があります。
夜間や横になると、体を休息させる副交感神経が優位になります。副交感神経が働くと鼻の粘膜の血管が広がって充血しやすくなり、鼻づまりが悪化します。また、横になると重力の関係で頭部に血液がたまりやすくなり、鼻の粘膜がうっ血して腫れ、鼻づまりが強くなります。さらに、鼻には左右の鼻腔が数時間ごとに交互に詰まる「ネーザルサイクル」という生理的な仕組みがありますが、もともと鼻づまりがあると、この切り替わりのときに両方が苦しく感じられることがあります。加えて、就寝時の寝室の乾燥も鼻の粘膜を刺激し、鼻づまりを悪化させる要因になります。これらが重なって、夜に両方の鼻が苦しくて眠れない状態が起こります。
鼻づまりで両方が苦しくて眠れないときの今夜からできる対処法
「鼻づまりで両方が詰まって眠れないというのは、本当につらい症状です。患者さんには、今夜すぐに試せる対処法をお伝えしています。ここで紹介する方法は、鼻づまりを一時的に楽にする応急処置で、効果には個人差がありますが、つらい夜に試しやすいものです。
特にお勧めなのが、上体を少し高くして眠ること、蒸しタオルで鼻を温めること、寝室を加湿することの3つです。これらは体への負担が少なく、多くの方が効果を感じやすい方法です。ただ、こうした対処で一時的に楽になっても、鼻づまりがくり返し眠りを妨げる場合は、その裏にアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、鼻の構造の問題が隠れていることが少なくありません。眠れないほどの鼻づまりが続く場合は、応急処置だけに頼らず、耳鼻咽喉科で原因を確かめていただきたいと思います。」
都筑俊寛 銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科 院長 / 耳鼻咽喉科専門医 医師プロフィールはこちら
鼻づまりで両方が苦しくて眠れないとき、今夜から試せる対処法を紹介します。効果には個人差がありますが、複数を組み合わせるとより効果的です。
上体を高くして眠る
クッションや座布団、追加の枕を使って上体を少し高くすると、頭部の血流のうっ滞が和らぎ、鼻の通りがよくなることがあります。追加のクッションを枕の下に入れるだけでも効果を感じる方が多い、手軽な方法です。
蒸しタオルで鼻を温める
熱すぎない蒸しタオルを鼻の周りに当てると、血行が促されて鼻の粘膜が柔らかくなり、鼻づまりが和らぐことがあります。タオルを水で濡らして軽く絞り、電子レンジで温めて作れます(やけどに注意)。就寝前に行うと寝つきやすくなります。
寝室を加湿する
乾燥は鼻の粘膜を刺激し、鼻づまりを悪化させます。加湿器などで寝室の湿度を50〜60%程度に保つと、粘膜の状態が整い鼻づまりが和らぎやすくなります。
鼻うがいで鼻の中を洗い流す
生理食塩水で鼻の中を洗浄する鼻うがいは、鼻水やアレルゲンを洗い流し、鼻づまりを和らげる助けになります。体温程度の生理食塩水(約0.9%)を使い、前かがみで優しく行います。就寝前に行うと夜間の鼻づまりの軽減につながります。
横向きで寝る・首や手足首を冷やさない
仰向けより横向きで寝ると鼻の通りが変わることがあります。また、首・手首・足首が冷えると鼻づまりが悪化しやすいため、ネックウォーマーなどで温めると症状の悪化を防げます。蒸気を吸い込む蒸気吸入も、鼻腔内の粘液が薄くなり鼻づまりが和らぐことがあります。
鼻づまりで両方が苦しくて眠れないときにやってはいけないこと
つらい鼻づまりを早く解消したいあまり、かえって悪化させてしまう行動もあります。以下の点に注意してください。
市販の血管収縮剤入り点鼻薬を毎晩使い続けることは避けてください。即効性はありますが、2週間以上連用すると、かえって鼻づまりが悪化する薬剤性鼻炎を招くおそれがあります。また、強く鼻をかみすぎると耳に負担がかかり中耳炎の原因になるため、片方ずつ優しくかみましょう。息を長く止めるなどの方法は、体への負担や安全性を考えると、特にめまいが出やすい方や心臓・呼吸器の病気がある方には向きません。無理な方法は避け、体に負担の少ない対処を選ぶことが大切です。
両方の鼻づまりで眠れない状態が続く原因
鼻づまりで両方が苦しくて眠れない状態がくり返し続く場合、その裏に治療が必要な原因が隠れていることがあります。主な原因は次のとおりです。
アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストなどによって鼻の粘膜が炎症を起こし、両方の鼻がつまる代表的な原因です。副鼻腔炎(蓄膿症)は、副鼻腔の炎症によって粘り気のある鼻水や鼻づまりが続きます。鼻中隔弯曲症は、鼻の仕切りが曲がって鼻の通りが悪くなる構造的な問題です。肥厚性鼻炎は、鼻の粘膜が慢性的に腫れて厚くなる状態です。妊娠中に起こる妊娠性鼻炎もあります。このほか、子供ではアデノイド肥大なども鼻づまりの原因になります。これらは治療が必要なサインのことが多く、放置すると睡眠の質がさらに低下してしまいます。
鼻づまりで眠れない状態が続く場合は耳鼻科で原因治療を
今夜からできる対処法で一時的に鼻づまりが和らいでも、眠れないほどの鼻づまりがくり返し続く場合は、耳鼻咽喉科で原因を突き止めて治療することが大切です。鼻づまりの原因によって、必要な検査や治療は異なります。
耳鼻咽喉科では、内視鏡などで鼻の状態を確認し、原因に応じた治療を行います。アレルギー性鼻炎が原因の場合は、抗アレルギー薬や、鼻の粘膜にレーザーを照射してアレルギー反応を起こしにくくする鼻レーザー治療が選択肢になります。鼻レーザー治療は健康保険が適用され、日帰りで受けられます。副鼻腔炎が原因の場合はその治療を、鼻中隔弯曲症など構造的な問題が大きい場合は手術が検討されることもあります。原因に応じた治療を受けることで、鼻づまりが改善し、眠れない夜から解放されることが期待できます。
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科の鼻づまり治療について
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科は、東京都中央区銀座7丁目に位置する耳鼻咽喉科クリニックです。院長の都筑俊寛医師は、レーザー治療の実績が豊富な耳鼻咽喉科専門医です。「両方の鼻が詰まって眠れない」「対処法を試しても鼻づまりがくり返す」という方に対し、内視鏡などで原因を評価し、原因に応じた治療をご提案しています。
鼻づまりの原因がアレルギー性鼻炎にある場合は、保険適用の鼻レーザー治療を行っています。花粉症・アレルギー性鼻炎のレーザー治療費は3割負担でおよそ10,000円、初診・検査費用は約4,000〜12,000円、再診費用は約1,000〜2,000円程度が目安です(症状により検査内容が異なるため費用には幅があります。薬の処方がある場合は別途費用がかかります。お支払いは現金のみとなります)。治療の適応は医師が初診時に判断いたします。
「鼻づまりで眠れない夜を改善したい」という銀座・東京エリアの方は、ぜひ一度ご相談ください。
鼻づまりで両方が苦しくて眠れないことに関するよくあるご質問(FAQ)
Q1. 鼻づまりで両方が苦しくて眠れないのはなぜですか?
夜や横になると、休息をつかさどる副交感神経が優位になり、鼻の粘膜の血管が広がって充血し、鼻づまりが悪化します。また横になると頭部に血液がたまり鼻の粘膜がうっ血して腫れます。左右の鼻が交互に詰まるネーザルサイクルという生理的な仕組みや、寝室の乾燥も影響します。これらが重なって、夜に両方の鼻が苦しくて眠れない状態が起こります。
Q2. 鼻づまりで両方が苦しくて眠れないとき今すぐできる対処法は?
今夜から試せる対処法として、上体を少し高くして眠る、蒸しタオルで鼻を温める、寝室を湿度50〜60%に加湿する、生理食塩水で鼻うがいをする、横向きで寝る、首や手足首を冷やさないといった方法があります。効果には個人差がありますが、複数を組み合わせるとより効果的です。追加のクッションを枕の下に入れて上体を高くするだけでも効果を感じる方が多い手軽な方法です。
Q3. 鼻づまりで眠れないとき市販の点鼻薬を使ってもいいですか?
血管収縮剤入りの市販点鼻薬は即効性がありますが、毎晩使い続けることは避けてください。2週間以上連用すると、かえって鼻づまりが悪化する薬剤性鼻炎を招くおそれがあります。一時的な使用にとどめ、鼻づまりで眠れない状態がくり返し続く場合は、点鼻薬に頼り続けず、耳鼻咽喉科で原因に応じた治療を受けることをお勧めします。
Q4. 両方の鼻づまりで眠れない状態が続くのはどんな原因が考えられますか?
くり返し眠れないほどの両方の鼻づまりが続く場合、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻中隔弯曲症、肥厚性鼻炎、妊娠性鼻炎などが原因として考えられます。子供ではアデノイド肥大なども原因になります。これらは治療が必要なサインのことが多く、放置すると睡眠の質がさらに低下します。原因を正確に見極めるために耳鼻咽喉科での診察をお勧めします。
Q5. 鼻づまりで眠れないのは病院に行くべきですか?
今夜からできる対処法で一時的に和らいでも、眠れないほどの鼻づまりがくり返し続く場合は、耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。鼻づまりの裏にアレルギー性鼻炎・副鼻腔炎・鼻中隔弯曲症などの治療が必要な原因が隠れていることが少なくありません。耳鼻咽喉科では原因に応じて、抗アレルギー薬や保険適用の鼻レーザー治療などの治療を受けられます。睡眠の質を取り戻すためにも、早めの受診が大切です。
まとめ|鼻づまりで両方が苦しくて眠れないときは対処法と原因治療を
鼻づまりで両方が苦しくて眠れないのは、夜間に副交感神経が優位になって鼻の粘膜が充血すること、横になって頭部がうっ血すること、ネーザルサイクル、寝室の乾燥などが重なって起こります。今夜からできる対処法として、上体を高くする・蒸しタオルで温める・加湿する・鼻うがい・横向き寝などがあり、複数を組み合わせると効果的です。
一方、血管収縮剤入り点鼻薬の連用など、かえって悪化させる行動は避けることが大切です。そして、眠れないほどの鼻づまりがくり返し続く場合は、アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎・鼻中隔弯曲症などの治療が必要な原因が隠れている可能性があります。
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科では、くり返す鼻づまりの原因を評価し、アレルギー性鼻炎には保険適用の鼻レーザー治療など、原因に応じた治療をご提案しています。
鼻づまりで眠れない夜にお悩みの銀座・東京エリアの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。対処法の効果には個人差があり、鼻づまりの原因や治療の適応は医師が診察のうえ判断します。
コレージュクリニックとは

当院は、いびきをはじめ、睡眠時無呼吸症候群や花粉症・アレルギー性鼻炎などの診療を専門とする耳鼻咽喉科クリニックです。
いびきは単なる音の問題にとどまらず、時に健康へ深刻な影響を及ぼすこともあります。当院では、原因や症状を丁寧に見極めたうえで、適切な診断と治療をご提案し、質の高い睡眠の回復をめざします。
一人ひとりに寄り添いながら、健やかな眠りと快適な毎日をサポートいたします。
レーザー治療は保険適用、自己負担は約3割
ほとんどの治療は健康保険が適用され、自己負担額はおよそ31,000円前後。保険証をお忘れなくご持参ください。
医師紹介
都筑 俊寛(つづく としひろ)

耳鼻咽喉科専門医。レーザー治療の臨床と研究に長年携わり、28,000件以上の治療実績をもつ。
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 専門医
- 日本めまい平衡医学会 参与
- 日本臨床医療レーザー協会 会員
- 帝京大学医学部 元准教授
いびきは単なる音の問題ではありません。 睡眠の質を下げ、生活の質を大きく損なうこともあります。 専門医として、安心できる診断と治療を通じて、より良い毎日を取り戻すお手伝いができればと願っています。