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蓄膿症と頭痛の関係は?副鼻腔炎による頭痛の特徴と見分け方を解説【銀座の耳鼻咽喉科】
2026.03.09
「頭痛薬を飲んでも治らない頭痛が続く」「鼻づまりと一緒に頭が重く痛む」と悩んでいませんか。その頭痛は、蓄膿症(副鼻腔炎)が原因かもしれません。蓄膿症は鼻の症状だけでなく、頭痛を引き起こすことがあります。
この記事では、東京・銀座の耳鼻咽喉科専門医の視点から、蓄膿症と頭痛の関係、副鼻腔炎による頭痛の特徴と見分け方、注意すべきサインについて解説します。
蓄膿症(副鼻腔炎)とは|頭痛との関係の前に
蓄膿症は、鼻の周りにある副鼻腔という空洞に膿がたまる慢性の病気で、正式には慢性副鼻腔炎と呼ばれます。多くは風邪やアレルギーによる鼻水・鼻づまりをきっかけに、副鼻腔で菌が繁殖し膿がたまることで起こります。
主な症状は、鼻づまり、粘り気のある鼻水、鼻水がのどに流れる後鼻漏、においを感じにくいなどですが、頭痛や顔の痛みも代表的な症状です。一方で、鼻の症状の自覚が乏しく、頭痛や顔面痛で受診して初めて蓄膿症とわかるケースもあります。蓄膿症の症状全体は鼻炎の症状を徹底解説した記事もあわせてご覧ください。
蓄膿症で頭痛が起こる仕組み
蓄膿症で頭痛が起こる詳しいメカニズムは完全には解明されていませんが、主に次のように考えられています。
膿による換気障害と圧力
副鼻腔に膿がたまると、副鼻腔と鼻腔の間の空気の出入りが妨げられ、換気障害という状態になります。副鼻腔内の圧力のバランスが崩れることで、周囲の神経が刺激され、痛みが生じると考えられています。
頭の位置による圧力の変化
頭の位置を変えると、副鼻腔内にたまった膿の圧力のかかり方が変わります。特に、お辞儀をするように顔を下に向けると圧力が強くかかり、頭痛が悪化しやすくなります。これは蓄膿症による頭痛の特徴的なサインの一つです。
蓄膿症による頭痛の特徴|痛む場所
副鼻腔は、前頭洞・上顎洞・篩骨洞・蝶形骨洞という左右4つずつの空洞の総称です。どの副鼻腔で炎症が起きているかによって、痛む場所が異なるのが蓄膿症による頭痛の特徴です。
- 前頭洞(額の奥)に炎症がある場合:額や眉間のあたりが痛む
- 上顎洞(頬の奥)に炎症がある場合:頬のあたりが痛む
- 篩骨洞(目の奥)に炎症がある場合:目の奥や目と目の間が痛む
- 蝶形骨洞(頭の奥)に炎症がある場合:頭の奥や後頭部が痛む
炎症のある副鼻腔を軽く押したり叩いたりすると、痛みを感じることもあります。
蓄膿症の頭痛と他の頭痛の見分け方
頭痛にはさまざまな種類があり、蓄膿症による頭痛かどうかを見分けるには、いくつかの目安があります。
- 鼻づまり、粘り気のある鼻水、後鼻漏などの鼻の症状を伴う
- 前かがみになったり頭を下げたりすると痛みが強くなる
- 額・頬・目の奥など、副鼻腔のある場所に痛みや圧迫感がある
- 市販の頭痛薬を飲んでも十分に改善しない
- においを感じにくい症状を伴う
これらに当てはまる場合は、蓄膿症による頭痛の可能性があります。ただし、頭痛は片頭痛や緊張型頭痛など他の原因でも起こり、まれに脳の病気が隠れていることもあるため、自己判断せず診察で確認することが大切です。
蓄膿症による頭痛は、鼻の症状を伴い、前かがみで悪化するのが特徴です。頭痛薬でその場をしのいでいても、大もとの副鼻腔炎が治らなければ頭痛は繰り返してしまいます。一方で、鼻の症状がはっきりせず頭痛だけが続く場合は、他の原因が隠れていることもあります。長引く頭痛や、これまで経験したことのない強い頭痛がある場合は、我慢せず医療機関で原因を調べていただきたいと思います。
都筑俊寛 銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科 院長 / 耳鼻咽喉科専門医 医師プロフィールはこちら
蓄膿症の頭痛で注意すべきサイン
蓄膿症の頭痛の多くは治療で改善しますが、次のようなサインがある場合は、早めの受診や、場合によっては他の科での検査が必要です。
- 発熱を伴う強い頭痛がある
- 目の周りの腫れや強い痛み、ものが見えにくいといった症状を伴う
- これまで経験したことのない急激で激しい頭痛が起こった
- 頭痛が日ごとに悪化している
これらは、副鼻腔炎の重症化や、副鼻腔炎以外の病気のサインである可能性があります。特に急激で激しい頭痛は緊急性が高いことがあるため、すぐに医療機関を受診してください。
蓄膿症による頭痛の治療〜東京・銀座で相談を
蓄膿症による頭痛を根本的に改善するには、大もとの副鼻腔炎を治療することが重要です。頭痛薬は一時的に痛みをやわらげますが、副鼻腔炎が治らなければ頭痛は繰り返します。
耳鼻咽喉科では、鼻の内視鏡検査や画像検査で副鼻腔の状態を確認し、症状に応じて治療を行います。慢性副鼻腔炎の治療には、炎症を抑える薬物療法、鼻の中の膿を洗い流す鼻洗浄、ネブライザー療法などがあり、炎症が治まることで頭痛の軽減が期待できます。薬で十分に改善しない難治のケースでは、内視鏡下の手術が検討されることもあります。鼻づまりが強くいびきや睡眠に影響している場合は、鼻詰まりがいびきの原因になる仕組みを解説した記事も参考になります。あわせて、蓄膿症は蓄膿症が口臭の原因になる仕組みを解説した記事のように口臭を伴うこともあります。
蓄膿症と頭痛の関係に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 蓄膿症で頭痛が起こるのはなぜですか?
蓄膿症で頭痛が起こるのは、副鼻腔に膿がたまって空気の出入りが妨げられ(換気障害)、副鼻腔内の圧力の変化が周囲の神経を刺激するためと考えられています。頭を下げると膿の圧力が強まり、頭痛が悪化しやすいのが蓄膿症の頭痛の特徴です。
Q2. 蓄膿症による頭痛はどこが痛みますか?
蓄膿症による頭痛は、炎症のある副鼻腔の場所によって痛む部位が異なります。額の奥、頬のあたり、目の奥、頭の奥などに痛みや圧迫感が出やすいのが特徴です。副鼻腔のある部分を押すと痛みを感じることもあります。
Q3. 蓄膿症の頭痛と普通の頭痛はどう見分けますか?
蓄膿症の頭痛は、鼻づまりや粘り気のある鼻水などの鼻の症状を伴い、前かがみで悪化し、頭痛薬が効きにくいのが特徴です。これらに当てはまる場合は蓄膿症が疑われますが、他の頭痛との区別は自己判断が難しいため受診をおすすめします。
Q4. 蓄膿症の頭痛は頭痛薬で治りますか?
頭痛薬は一時的に痛みをやわらげますが、大もとの蓄膿症が治らなければ頭痛を繰り返します。蓄膿症による頭痛を根本的に改善するには、副鼻腔炎そのものの治療が必要です。頭痛薬に頼り続けず、耳鼻咽喉科で原因を治療しましょう。
Q5. 蓄膿症の頭痛で、すぐ受診すべきサインはありますか?
発熱を伴う強い頭痛、目の周りの腫れや見えにくさ、これまで経験したことのない急激で激しい頭痛、日ごとに悪化する頭痛がある場合は、早めの受診が必要です。これらは重症化や他の病気のサインである可能性があります。
まとめ|蓄膿症は頭痛の原因になる|根本治療で改善を
蓄膿症は、副鼻腔にたまった膿による換気障害や圧力の変化によって頭痛を引き起こします。額・頬・目の奥など副鼻腔の場所によって痛む部位が異なり、鼻の症状を伴い前かがみで悪化するのが見分けの目安です。頭痛薬では根本改善しないため、大もとの副鼻腔炎の治療が重要です。鼻の症状を伴う頭痛や、頭痛薬で治らない頭痛が続く場合は、東京・銀座の耳鼻咽喉科で相談することをおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状には個人差があり、検査や治療の適応は医師が診察のうえ判断します。
コレージュクリニックとは

当院は、いびきをはじめ、睡眠時無呼吸症候群や花粉症・アレルギー性鼻炎などの診療を専門とする耳鼻咽喉科クリニックです。
いびきは単なる音の問題にとどまらず、時に健康へ深刻な影響を及ぼすこともあります。当院では、原因や症状を丁寧に見極めたうえで、適切な診断と治療をご提案し、質の高い睡眠の回復をめざします。
一人ひとりに寄り添いながら、健やかな眠りと快適な毎日をサポートいたします。
レーザー治療は保険適用、自己負担は約3割
ほとんどの治療は健康保険が適用され、自己負担額はおよそ31,000円前後。保険証をお忘れなくご持参ください。
医師紹介
都筑 俊寛(つづく としひろ)

耳鼻咽喉科専門医。レーザー治療の臨床と研究に長年携わり、28,000件以上の治療実績をもつ。
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 専門医
- 日本めまい平衡医学会 参与
- 日本臨床医療レーザー協会 会員
- 帝京大学医学部 元准教授
いびきは単なる音の問題ではありません。 睡眠の質を下げ、生活の質を大きく損なうこともあります。 専門医として、安心できる診断と治療を通じて、より良い毎日を取り戻すお手伝いができればと願っています。