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鼻詰まりを温めて改善する方法|効果的な温め方と注意点を専門医が解説【銀座の耳鼻咽喉科】

2026.03.11

「鼻が詰まって息苦しい」「夜、鼻詰まりで眠れない」というとき、鼻を温めると楽になることをご存じでしょうか。鼻を温めるのは、道具がなくても手軽にできる鼻詰まりの対処法です。

この記事では、東京・銀座の耳鼻咽喉科専門医の視点から、鼻詰まりを温めて改善する仕組み、効果的な温め方、行う際の注意点、そして温めても改善しないときの目安について解説します。

鼻詰まりを温めると改善するのはなぜ?

鼻詰まりの原因の一つに、鼻の粘膜の血流の滞りがあります。特に寒い季節や冷えがあると、血行が悪くなって鼻の粘膜に血液がたまり、粘膜が腫れて鼻の通り道が狭くなります。

鼻を温めると血行が良くなり、腫れていた粘膜が落ち着いて鼻腔が広がるため、鼻の通りが改善します。また、温かい蒸気を鼻から吸い込むことで鼻の中が加湿され、粘り気のある鼻水が出やすくなる効果も期待できます。温めは、簡単で即効性を感じやすい鼻詰まりの対処法です。

なお、鼻粘膜の血管は自律神経の影響を受けており、体を温めて血行と自律神経の働きが整うことも、鼻の症状の改善につながると考えられています。

鼻詰まりを改善する効果的な温め方

鼻詰まりを温めて改善するには、いくつかの方法があります。

蒸しタオルで鼻を温める

最も手軽なのが蒸しタオルです。タオルを水で濡らして軽く絞り、電子レンジで30秒〜1分ほど温めます。またはお湯(40〜50度程度)に浸して軽く絞ります。仰向けに寝て、鼻の付け根から鼻のあたりに蒸しタオルを乗せ、鼻から呼吸をします。タオルの温かさと蒸気で、鼻の通りが改善しやすくなります。

入浴で体ごと温める

湯船に浸かって体を温めると、全身の血行が良くなり、鼻の血流も改善します。40〜42度程度のお湯に15分ほど浸かると、鼻の通りが良くなってきます。入浴中にお湯に浸したタオルを鼻に当てると、直接鼻を温められてさらに効果的です。

鼻スチーム(蒸気を吸い込む)

温かい湯気を鼻から吸い込む鼻スチームも有効です。入浴中や、洗面器にお湯を張って立ち上る蒸気を吸い込む方法で、鼻の中が潤い、通りが改善します。入浴のついでにできる手軽な方法です。

首や体を温める

太い血管が通る首や、手首・足首を温めることも、体全体の血行を促して鼻詰まりの改善に役立ちます。ネックウォーマーやマフラー、カイロなどを活用しましょう。足元を温めるのも効果的です。

温めた後のひと工夫

鼻を温めて通りが良くなった後は、点鼻薬を使っている方であればこのタイミングで使うと薬が奥まで届きやすくなります。また、温めて鼻水が出やすくなったら、片方ずつ優しく鼻をかんで鼻の通りを保ちましょう。

鼻を温めるのは、薬を使わずにできる手軽で効果的な鼻詰まりの対処法です。血流が改善して粘膜の腫れが落ち着くため、その場の息苦しさをやわらげてくれます。ただし、温めはあくまで一時的に症状を楽にする方法で、鼻詰まりの原因そのものを治すものではありません。鼻詰まりが長く続く場合は、背景にアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などがあることも多いため、温めで対処しつつ、改善しなければ一度耳鼻咽喉科でご相談いただければと思います。

都筑俊寛 銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科 院長 / 耳鼻咽喉科専門医 医師プロフィールはこちら

鼻詰まりを温めるときの注意点

手軽な温めですが、行う際にはいくつか注意点があります。

やけどに注意する

蒸しタオルやお湯は、熱すぎるとやけどの原因になります。特にレンジで温めたタオルは部分的に熱くなることがあるため、肌に当てる前に温度を確認しましょう。小さなお子さんに行う際は特に注意が必要です。

発熱しているときは避ける

風邪などで発熱しているときは、体を温める方法は避けたほうがよい場合があります。体調に応じて無理をしないことが大切です。

あくまで一時的な対処と理解する

温めは鼻詰まりをその場でやわらげる方法で、原因そのものを治すものではありません。効果は一時的で、しばらくすると再び詰まってくることが多いため、原因への対処も並行して考えることが大切です。

鼻を強くかまない

温めて鼻水が出やすくなっても、強く鼻をかむと粘膜を傷めたり、耳に負担がかかって中耳炎の原因になったりすることがあります。片方ずつ優しくかみましょう。

温めても鼻詰まりが改善しないときは|東京・銀座で相談を

鼻を温めても鼻詰まりが改善しない、長く続く場合は、背景に治療が必要な原因が隠れていることがあります。鼻詰まりの主な原因には、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻中隔の曲がりなどがあります。原因によって適した治療が異なるため、耳鼻咽喉科で診察を受けることをおすすめします。

温め以外のセルフケアは鼻炎症状を改善する6つのセルフケアを解説した記事を、鼻詰まりの症状全体は鼻炎の症状を徹底解説した記事をご覧ください。アレルギー性鼻炎による鼻詰まりには、鼻の粘膜へのレーザー治療や、体質からの改善を目指す舌下免疫療法という選択肢もあります。当院ではレーザー治療を保険診療で行っており、詳しくは鼻レーザー治療のページをご覧ください。鼻詰まりがいびきや睡眠に影響している場合は鼻詰まりがいびきの原因になる仕組みを解説した記事も参考になります。片方だけ鼻が詰まる場合は鼻づまりが片方だけ起こる原因を解説した記事もあわせてご覧ください。

鼻詰まりを温めて改善する方法に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 鼻詰まりは温めるとなぜ改善するのですか?

鼻詰まりを温めると、鼻の粘膜の血行が良くなって腫れが落ち着き、鼻腔が広がるため通りが改善します。また、温かい蒸気で鼻の中が加湿され、鼻水が出やすくなる効果もあります。温めは手軽で即効性を感じやすい鼻詰まりの対処法です。

Q2. 鼻詰まりを温める最も効果的な方法は何ですか?

蒸しタオルを鼻に当てる方法が手軽で効果的です。入浴で体ごと温めたり、温かい蒸気を吸い込む鼻スチームも有効です。首や手首足首を温めて全身の血行を促すこともあわせて行うと、鼻詰まりの改善に役立ちます。

Q3. 蒸しタオルで鼻詰まりを温めるときの注意点はありますか?

蒸しタオルはやけどに注意が必要です。特にレンジで温めたタオルは部分的に熱くなることがあるため、肌に当てる前に温度を確認しましょう。また、鼻水が出やすくなっても強く鼻をかまず、片方ずつ優しくかむことが大切です。

Q4. 発熱しているときも鼻詰まりを温めてよいですか?

風邪などで発熱しているときは、体を温める方法は避けたほうがよい場合があります。体調に応じて無理をしないことが大切です。鼻詰まりがつらく体調も悪い場合は、温めにこだわらず医療機関の受診を検討しましょう。

Q5. 鼻詰まりを温めても改善しないときはどうすればよいですか?

温めは一時的な対処で、原因そのものは治しません。温めても鼻詰まりが改善しない、長く続く場合は、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などが背景にあることがあります。原因に応じた治療のため、耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。

まとめ|鼻詰まりは温めて改善|手軽な対処と原因への対応を

鼻詰まりを温めると、血行が良くなって粘膜の腫れが落ち着き、鼻の通りが改善します。蒸しタオル、入浴、鼻スチーム、首や体を温める方法が効果的で、やけどや発熱時には注意が必要です。ただし温めは一時的な対処のため、鼻詰まりが長く続く場合は、東京・銀座の耳鼻咽喉科で原因を調べ、適した治療を相談することをおすすめします。

※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状には個人差があり、検査や治療の適応は医師が診察のうえ判断します。

 

コレージュクリニックとは

当院は、いびきをはじめ、睡眠時無呼吸症候群や花粉症・アレルギー性鼻炎などの診療を専門とする耳鼻咽喉科クリニックです。 いびきは単なる音の問題にとどまらず、時に健康へ深刻な影響を及ぼすこともあります。当院では、原因や症状を丁寧に見極めたうえで、適切な診断と治療をご提案し、質の高い睡眠の回復をめざします。
一人ひとりに寄り添いながら、健やかな眠りと快適な毎日をサポートいたします。

レーザー治療は保険適用、自己負担は約3割

ほとんどの治療は健康保険が適用され、自己負担額はおよそ31,000円前後。保険証をお忘れなくご持参ください。

コレ―ジュクリニックとは

医師紹介

都筑 俊寛(つづく としひろ)

耳鼻咽喉科専門医。レーザー治療の臨床と研究に長年携わり、28,000件以上の治療実績をもつ。

  • 日本耳鼻咽喉科学会認定 専門医
  • 日本めまい平衡医学会 参与
  • 日本臨床医療レーザー協会 会員
  • 帝京大学医学部 元准教授

いびきは単なる音の問題ではありません。 睡眠の質を下げ、生活の質を大きく損なうこともあります。 専門医として、安心できる診断と治療を通じて、より良い毎日を取り戻すお手伝いができればと願っています。

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