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鼻づまりが片方だけ起こる原因とは?左右差がある鼻詰まりの対処法【銀座の耳鼻咽喉科】

2026.03.04

「気づくと片方の鼻だけ詰まっている」「いつも同じ側の鼻が通りにくい」と感じたことはありませんか。片方だけの鼻づまりには、心配のいらない生理現象によるものと、治療が必要な原因によるものがあります。

この記事では、東京・銀座の耳鼻咽喉科専門医の視点から、鼻づまりが片方だけ起こる原因、左右差がある鼻詰まりの対処法、そして注意すべきサインについて解説します。

鼻づまりが片方だけ起こるのはなぜ?

鼻の内部は、鼻中隔という壁で左右に仕切られており、それぞれの鼻腔は別々に空気が通っています。そのため、片方の鼻だけが詰まる、あるいは左右で通りやすさに差が出るということが起こります。

片方だけの鼻づまりには、大きく分けて2つのパターンがあります。一つは、左右が交互に詰まる生理的なもの。もう一つは、いつも同じ側が詰まる、病気が関係するものです。この2つを見分けることが、対処を考えるうえで大切です。鼻づまりの症状全体は鼻炎の症状を徹底解説した記事もあわせてご覧ください。

心配のいらない片方の鼻づまり|ネーザルサイクル

左右の鼻が数時間ごとに交互に詰まったり通ったりするのは、ネーザルサイクルと呼ばれる生理現象です。これは病気ではなく、多くの人に起こる正常な体の仕組みです。

鼻の粘膜は、自律神経の働きによって左右交互に腫れと縮小を繰り返しています。片方の鼻を休ませ、もう片方でしっかり呼吸するように、交代で休憩をとっているようなイメージです。普段は両方それなりに通っているため気づきませんが、もともと粘膜が少し腫れ気味のときや、横になって寝ているときには左右差がはっきりして「片方だけ詰まった」と感じやすくなります。寝ているとき、下になった側の鼻が詰まりやすいのもこの仕組みによるものです。

左右が交互に入れ替わる片方の鼻づまりは、基本的に心配いりません。

注意が必要な片方の鼻づまり|考えられる原因

一方で、いつも同じ側だけが詰まり、それが長く続く場合は、ネーザルサイクルだけでは説明がつかず、別の原因が隠れていることがあります。

鼻中隔弯曲症

片方だけの鼻づまりで最も多い原因が、鼻中隔弯曲症です。左右を仕切る鼻中隔の曲がりが強いと、狭くなった側の鼻の通り道がふさがれ、いつも同じ側が詰まりやすくなります。多くの人の鼻中隔は多少曲がっているものですが、曲がりが強く日常生活に支障が出る場合は治療の対象になります。若い頃から同じ側の詰まりを感じていることが多いのが特徴です。

片側の副鼻腔炎

副鼻腔炎(蓄膿症)でも片方だけの鼻づまりが起こることがあります。特に、歯が原因で起こる歯性上顎洞炎や、カビによる副鼻腔真菌症は片側だけに起こりやすく、片側の鼻づまりや後鼻漏、片方だけの鼻水を伴うことがあります。副鼻腔炎については蓄膿症と頭痛の関係を解説した記事も参考になります。

鼻茸(鼻ポリープ)

鼻の粘膜が腫れてポリープ状になった鼻茸ができると、空気の通り道がふさがれて鼻づまりが起こります。両側にできることが多いものの、片側だけに大きなポリープができることもあります。

アレルギー性鼻炎と構造の組み合わせ

もともと鼻の構造が狭い方がアレルギー性鼻炎になると、粘膜の腫れで狭い側がより詰まりやすくなり、片方だけの鼻づまりを強く感じることがあります。

片方だけの鼻づまりの多くは、左右交代で起こるネーザルサイクルという正常な仕組みによるもので、過度に心配する必要はありません。一方で、いつも決まって同じ側だけが長く詰まる場合は、鼻中隔の曲がりや片側の副鼻腔炎などが隠れていることがあります。特に、最近になって急に片側だけ詰まるようになった、鼻血を伴うといった場合は、念のため詳しく調べたほうがよいこともあります。気になる片方の鼻づまりが続くときは、一度耳鼻咽喉科でご相談いただければと思います。

都筑俊寛 銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科 院長 / 耳鼻咽喉科専門医 医師プロフィールはこちら

左右差がある鼻詰まりの対処法

片方だけの鼻づまりがつらいときは、次のような対処で一時的にやわらげることができます。

鼻を温める

鼻を温めると粘膜の血行が良くなり、腫れが落ち着いて鼻の通りが改善します。蒸しタオルを鼻に当てる方法が手軽です。温め方の詳細は鼻詰まりを温めて改善する方法を解説した記事をご覧ください。

鼻洗浄で鼻の中を清潔にする

鼻洗浄(鼻うがい)で鼻の中の鼻水やアレルゲンを洗い流すと、粘膜の腫れがやわらぎ鼻の通りが改善しやすくなります。生理食塩水を使い、正しい方法で行いましょう。

寝る姿勢を工夫する

横向きで寝ると下になった側が詰まりやすくなるため、詰まっている側を上にして寝ると楽になることがあります。上半身を少し高くして寝るのも有効です。

詰まっていない側で呼吸する

ネーザルサイクルによる一時的な片方の詰まりであれば、時間が経つと左右が入れ替わって自然に通ることが多いため、過度に気にせず様子を見るのも一つの方法です。

なお、これらは一時的な対処であり、原因そのものを治すものではありません。市販の血管収縮薬入りの点鼻薬は、長期間使うとかえって鼻づまりが悪化する薬剤性鼻炎を招くことがあるため、使い方に注意が必要です。

片方の鼻づまりで受診を検討したいサイン

次のような場合は、耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。

  • いつも決まって同じ側だけが、数週間以上詰まっている
  • 最近になって急に片方だけ詰まるようになった
  • 片方だけ鼻血が出る、片方だけ鼻水が続く
  • 鼻づまりに頭痛や顔の痛み、においを感じにくい症状を伴う
  • 黄色や緑色の粘り気のある鼻水が続く

これらは、鼻中隔弯曲症や片側の副鼻腔炎など、治療が必要な原因のサインである可能性があります。まれに鼻の中のできものが原因のこともあるため、気になる片側の鼻づまりは早めに調べることが大切です。

片方の鼻づまりの治療〜東京・銀座で相談を

耳鼻咽喉科では、鼻の内視鏡検査や画像検査で片方の鼻づまりの原因を確認し、それに応じた治療を行います。アレルギー性鼻炎による腫れが関係している場合は、鼻の粘膜へのレーザー治療や、体質からの改善を目指す舌下免疫療法が選択肢になります。当院ではレーザー治療を保険診療で行っており、詳しくは鼻レーザー治療のページをご覧ください。鼻中隔の曲がりが強い場合や副鼻腔炎が原因の場合は、状態に応じた治療が検討されます。鼻づまりがいびきや睡眠に影響している場合は鼻詰まりがいびきの原因になる仕組みを解説した記事も参考になります。

鼻づまりが片方だけ起こる原因に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 鼻づまりが片方だけ起こるのは病気ですか?

鼻づまりが片方だけ起こる場合、左右が交互に入れ替わるものはネーザルサイクルという生理現象で、病気ではありません。一方、いつも同じ側だけが長く詰まる場合は、鼻中隔弯曲症や片側の副鼻腔炎などが原因のことがあり、受診をおすすめします。

Q2. 片方の鼻づまりが左右で入れ替わるのはなぜですか?

片方の鼻づまりが左右で入れ替わるのは、鼻の粘膜が自律神経の働きで交互に腫れと縮小を繰り返すネーザルサイクルによるものです。片方を休ませ交代で呼吸する正常な仕組みで、横になると左右差がはっきりしやすくなります。

Q3. いつも同じ側だけ鼻づまりが続く原因は何ですか?

いつも同じ側だけ鼻づまりが続く場合、最も多い原因は鼻中隔弯曲症です。ほかに片側の副鼻腔炎(歯性上顎洞炎や副鼻腔真菌症)、鼻茸などが考えられます。長く続く片方の鼻づまりは、原因を調べるため受診しましょう。

Q4. 片方だけの鼻づまりの対処法を教えてください。

片方だけの鼻づまりには、鼻を温める、鼻洗浄で鼻の中を清潔にする、詰まっている側を上にして寝るといった対処が有効です。ただし一時的な対処のため、原因を治すには受診が必要です。市販の点鼻薬の長期使用には注意しましょう。

Q5. 片方の鼻づまりで、すぐ受診すべきサインはありますか?

いつも同じ側だけが数週間以上詰まる、急に片方だけ詰まるようになった、片方だけ鼻血が出る、頭痛やにおいの障害を伴うといった場合は受診をおすすめします。これらは治療が必要な原因のサインである可能性があります。

まとめ|片方だけの鼻づまりは原因を見極めて対処を

鼻づまりが片方だけ起こる原因には、左右交代する生理現象のネーザルサイクルと、鼻中隔弯曲症や片側の副鼻腔炎などの病気があります。左右が入れ替わるものは心配いりませんが、いつも同じ側が長く続く、急に片側だけ詰まる、鼻血を伴うといった場合は注意が必要です。温めや鼻洗浄で一時的に対処できますが、気になる片方の鼻づまりが続くときは、東京・銀座の耳鼻咽喉科で原因を調べることをおすすめします。

※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状には個人差があり、検査や治療の適応は医師が診察のうえ判断します。

コレージュクリニックとは

当院は、いびきをはじめ、睡眠時無呼吸症候群や花粉症・アレルギー性鼻炎などの診療を専門とする耳鼻咽喉科クリニックです。 いびきは単なる音の問題にとどまらず、時に健康へ深刻な影響を及ぼすこともあります。当院では、原因や症状を丁寧に見極めたうえで、適切な診断と治療をご提案し、質の高い睡眠の回復をめざします。
一人ひとりに寄り添いながら、健やかな眠りと快適な毎日をサポートいたします。

レーザー治療は保険適用、自己負担は約3割

ほとんどの治療は健康保険が適用され、自己負担額はおよそ31,000円前後。保険証をお忘れなくご持参ください。

コレ―ジュクリニックとは

医師紹介

都筑 俊寛(つづく としひろ)

耳鼻咽喉科専門医。レーザー治療の臨床と研究に長年携わり、28,000件以上の治療実績をもつ。

  • 日本耳鼻咽喉科学会認定 専門医
  • 日本めまい平衡医学会 参与
  • 日本臨床医療レーザー協会 会員
  • 帝京大学医学部 元准教授

いびきは単なる音の問題ではありません。 睡眠の質を下げ、生活の質を大きく損なうこともあります。 専門医として、安心できる診断と治療を通じて、より良い毎日を取り戻すお手伝いができればと願っています。

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