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副鼻腔炎はうつる?人にうつるのか耳鼻科専門医が解説|家族・子供への注意点【銀座】
2026.09.25
「副鼻腔炎は人にうつるの?」「家族や子供にうつさないか心配」。副鼻腔炎(蓄膿症)と診断されたり、家族が副鼻腔炎になったりしたとき、うつるのかどうか不安に感じる方は少なくありません。
結論から言うと、副鼻腔炎そのものが人から人へ直接うつることはありません。ただし、副鼻腔炎の原因となった風邪のウイルスや細菌は人にうつる可能性があり、注意が必要です。この違いを正しく理解することが大切です。
この記事では、副鼻腔炎はうつるのかについて、うつらない理由と注意すべきケース、家族・子供への配慮、うつさないための対策まで、耳鼻咽喉科専門医の立場から解説します。

副鼻腔炎はうつる?結論は「そのものはうつらない」
副鼻腔炎(蓄膿症)そのものは、人から人へ直接うつることはありません。副鼻腔炎は、風邪や花粉・ほこり・ウイルス・細菌などによって、鼻の奥にある副鼻腔で炎症が起こり、膿がたまることで発症する病気です。この「副鼻腔で炎症が起きている状態」自体が、インフルエンザのような空気感染で人にうつることはないのです。
つまり、副鼻腔炎の人と一緒にいたり、会話したりするだけで、副鼻腔炎が直接うつるわけではありません。この点は、副鼻腔炎について心配される方にまず知っておいていただきたい大切なポイントです。ただし、後述するように、副鼻腔炎の「原因」となったウイルスや細菌については、人にうつる可能性があるため注意が必要です。
副鼻腔炎の原因となる風邪のウイルス・細菌はうつることがある
副鼻腔炎そのものはうつりませんが、副鼻腔炎の発症のきっかけとなった風邪などのウイルスや細菌は、人にうつる可能性があります。これが「副鼻腔炎がうつる」と誤解されやすい理由です。
副鼻腔炎の多くは、風邪などのウイルス感染をきっかけに発症します。この風邪のウイルスは、くしゃみや咳などの飛沫、あるいは手を介した接触によって、周りの人にうつることがあります。ウイルスをうつされた人が風邪をひき、その結果として副鼻腔炎を発症することもあり得ます。この流れが、「副鼻腔炎がうつった」ととらえられてしまうことがあるのです。
つまり、正確には「副鼻腔炎がうつる」のではなく、「副鼻腔炎の原因となった風邪のウイルスがうつり、その人も副鼻腔炎になることがある」ということです。原因が風邪のウイルスや細菌である場合は、周囲にうつさないための配慮が大切です。
副鼻腔炎で家族や子供にうつるときの注意点
「副鼻腔炎がうつるかどうかは、患者さんやご家族からよくいただくご質問です。お伝えしているのは、副鼻腔炎そのものはうつらないけれど、原因の風邪ウイルスには注意が必要ということです。特に気をつけていただきたいのが、小さなお子さんがいるご家庭です。
子どもは鼻の通り道が狭く、風邪から副鼻腔炎に進みやすい傾向があります。また、乳幼児のごきょうだいの場合など、四六時中一緒にいてタオルを共用していたり、お互いに顔を触り合っていたりすると、同じ風邪のウイルスに感染し、同時期に副鼻腔炎を発症することもあり得ます。とはいえ、過剰に隔離する必要はありません。タオルを分ける、こまめに手を洗う、咳エチケットを守るといった基本的な対策で十分です。過度に心配せず、正しく対策していただきたいと思います。」
都筑俊寛 銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科 院長 / 耳鼻咽喉科専門医 医師プロフィールはこちら
家族間、特に子供がいる家庭では、以下の点に注意が必要です。子どもは鼻の通り道が狭く、鼻をうまくかめないことも多いため、風邪から副鼻腔炎に進行しやすい傾向があります。また、乳幼児のごきょうだいのように、四六時中一緒にいてタオルを共用していたり、顔を触り合っていたりする場合は、同じウイルスに感染して同時期に副鼻腔炎を発症することがあり得ます。
ただし、これは副鼻腔炎そのものがうつったのではなく、原因となったウイルスが共有されたことによるものです。過剰に隔離する必要はなく、後述する基本的な対策を行えば十分に感染の広がりを抑えられます。小さなお子さんや高齢のご家族がいる場合は、風邪のうつりやすさに配慮しましょう。
副鼻腔炎の原因ウイルスをうつさない・もらわないための対策
副鼻腔炎そのものはうつりませんが、原因となる風邪のウイルスの伝播を防ぐため、以下の対策が有効です。これらは、うつさない側・もらわない側の双方にとって大切な基本的な感染対策です。
こまめに手を洗うこと。ウイルスは手を介して広がるため、手洗いは基本的で効果的な対策です。咳やくしゃみのときは、口と鼻をティッシュや腕で覆う咳エチケットを守ること。タオルを共用せず、個人ごとに分けること。特に家族間で感染を広げないために有効です。鼻水を触った手で物に触れないようにし、触れた場合は手を洗うこと。風邪症状が出ている数日間は、人との距離やマスクの着用に気をつけること。これらの対策を行うことで、副鼻腔炎の原因となるウイルスの広がりを抑えられます。過度に心配する必要はなく、基本的な対策で十分です。
副鼻腔炎はどのくらいで治る?
副鼻腔炎がうつるか心配される方の中には、「どのくらいで治るのか」を気にされる方も多くいます。副鼻腔炎の治る期間は、急性か慢性かによって異なります。
急性副鼻腔炎は、風邪の治りかけなど軽度であれば、十分な睡眠と栄養をとることで、1週間から2週間程度で自身の免疫力によって自然に改善することもあります。ただし、症状が強い場合や改善しない場合は、抗菌薬などによる治療が必要です。慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎が長引いたり繰り返したりして症状が3ヶ月以上続いている状態で、薬だけでは治りにくく、治療に時間がかかったり手術が必要になったりするケースもあります。副鼻腔炎は再発しやすい特徴もありますが、早期に適切な治療を行うことで改善が期待できます。
副鼻腔炎かなと思ったら耳鼻科の受診を
副鼻腔炎がうつるかどうかを心配するとともに、副鼻腔炎そのものの治療を受けることが大切です。以下のような症状がある場合は、耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
黄色や緑色の粘り気のある鼻水が続く場合、頬・額・目の奥の痛みや圧迫感がある場合、鼻づまりが続く場合、においがわかりにくい場合、後鼻漏(鼻水が喉に流れる)や咳が続く場合、発熱を伴う場合、風邪が治ったのに鼻の症状だけ長引く場合などです。特に、風邪の後に鼻水の色が濃くなってきた場合は、急性副鼻腔炎を疑うサインです。副鼻腔炎は放置すると慢性化することがあるため、早めに耳鼻咽喉科で診断と治療を受けることが大切です。
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科の副鼻腔炎診療について
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科は、東京都中央区銀座7丁目に位置する耳鼻咽喉科クリニックです。院長の都筑俊寛医師は、レーザー治療の実績が豊富な耳鼻咽喉科専門医です。「副鼻腔炎がうつるか心配」「鼻の症状が長引いている」という方に対し、内視鏡などで状態を評価し、原因に応じた治療をご提案しています。
副鼻腔炎の原因にアレルギー性鼻炎が関係している場合は、保険適用の鼻レーザー治療を行っています。花粉症・アレルギー性鼻炎のレーザー治療費は3割負担でおよそ10,000円、初診・検査費用は約4,000〜12,000円、再診費用は約1,000〜2,000円程度が目安です(症状により検査内容が異なるため費用には幅があります。薬の処方がある場合は別途費用がかかります。お支払いは現金のみとなります)。治療の適応は医師が初診時に判断いたします。
「副鼻腔炎の症状が続いている」「家族に副鼻腔炎の人がいて心配」という銀座・東京エリアの方は、ぜひ一度ご相談ください。
副鼻腔炎がうつるかに関するよくあるご質問(FAQ)
Q1. 副鼻腔炎は人にうつりますか?
副鼻腔炎(蓄膿症)そのものは、人から人へ直接うつることはありません。副鼻腔炎は、風邪や花粉・ウイルス・細菌などによって副鼻腔に炎症が起きて膿がたまる病気で、この状態自体が空気感染で人にうつることはありません。ただし、副鼻腔炎の発症のきっかけとなった風邪のウイルスや細菌は、飛沫や接触で人にうつる可能性があり、それを介して相手も副鼻腔炎になることはあり得ます。
Q2. なぜ副鼻腔炎がうつると誤解されるのですか?
副鼻腔炎の多くは風邪などのウイルス感染をきっかけに発症します。この風邪のウイルスがくしゃみや咳、手を介した接触で周りの人にうつり、うつされた人が風邪をひいた結果として副鼻腔炎を発症することがあります。この流れが「副鼻腔炎がうつった」ととらえられてしまうのです。正確には、副鼻腔炎そのものではなく、原因となった風邪のウイルスがうつり、その人も副鼻腔炎になることがある、ということです。
Q3. 副鼻腔炎は家族や子供にうつりますか?
副鼻腔炎そのものが家族や子供に直接うつることはありません。ただし、原因となった風邪のウイルスは家族間でうつる可能性があります。特に子どもは鼻の通り道が狭く風邪から副鼻腔炎に進みやすいため、注意が必要です。乳幼児のごきょうだいなどタオルを共用したり顔を触り合ったりする場合、同じウイルスに感染して同時期に副鼻腔炎を発症することもあり得ます。手洗い・咳エチケット・タオルを分けるといった基本対策で十分に防げます。
Q4. 副鼻腔炎の人がうつさないためにできる対策は何ですか?
副鼻腔炎そのものはうつりませんが、原因となる風邪のウイルスをうつさないために、こまめな手洗い、咳やくしゃみのときに口と鼻をティッシュや腕で覆う咳エチケット、タオルを共用せず個人ごとに分けること、鼻水を触った手で物に触れないこと、風邪症状が出ている数日間は距離やマスクに気をつけることが有効です。過剰に隔離する必要はなく、これらの基本的な対策で十分に感染の広がりを抑えられます。
Q5. 副鼻腔炎はどのくらいで治りますか?うつる期間はありますか?
急性副鼻腔炎は軽度であれば1週間から2週間程度で改善することもありますが、症状が強い場合は治療が必要です。慢性副鼻腔炎は症状が3ヶ月以上続き、治療に時間がかかることがあります。うつる期間については、副鼻腔炎そのものはうつらないため「うつる期間」はありませんが、原因が風邪のウイルスの場合、風邪症状が出ている数日間はウイルスが周囲にうつる可能性があるため、その間は感染対策に気をつけましょう。
まとめ|副鼻腔炎そのものはうつらないが原因の風邪ウイルスは注意
副鼻腔炎(蓄膿症)そのものは、人から人へ直接うつることはありません。副鼻腔炎は副鼻腔の炎症であり、空気感染で人にうつる病気ではないのです。ただし、副鼻腔炎の発症のきっかけとなった風邪のウイルスや細菌は、飛沫や接触で人にうつる可能性があり、それを介して相手も副鼻腔炎になることはあり得ます。これが「副鼻腔炎がうつる」と誤解される理由です。
特に子どもがいる家庭では、風邪のうつりやすさに配慮し、手洗い・咳エチケット・タオルを分けるといった基本的な対策を行うことが大切です。過剰に心配する必要はありません。副鼻腔炎の症状が続く場合は、うつるかどうかの心配とあわせて、早めに耳鼻咽喉科で診断と治療を受けることが大切です。
銀座PHCクリニック耳鼻咽喉科では、副鼻腔炎の状態を評価し、原因に応じた治療をご提案しています。アレルギー性鼻炎が関係する場合は保険適用の鼻レーザー治療にも対応しています。
副鼻腔炎の症状にお悩みの銀座・東京エリアの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※本記事は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。副鼻腔炎の診断や治療の適応は医師が診察のうえ判断します。
コレージュクリニックとは

当院は、いびきをはじめ、睡眠時無呼吸症候群や花粉症・アレルギー性鼻炎などの診療を専門とする耳鼻咽喉科クリニックです。
いびきは単なる音の問題にとどまらず、時に健康へ深刻な影響を及ぼすこともあります。当院では、原因や症状を丁寧に見極めたうえで、適切な診断と治療をご提案し、質の高い睡眠の回復をめざします。
一人ひとりに寄り添いながら、健やかな眠りと快適な毎日をサポートいたします。
レーザー治療は保険適用、自己負担は約3割
ほとんどの治療は健康保険が適用され、自己負担額はおよそ31,000円前後。保険証をお忘れなくご持参ください。
医師紹介
都筑 俊寛(つづく としひろ)

耳鼻咽喉科専門医。レーザー治療の臨床と研究に長年携わり、28,000件以上の治療実績をもつ。
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 専門医
- 日本めまい平衡医学会 参与
- 日本臨床医療レーザー協会 会員
- 帝京大学医学部 元准教授
いびきは単なる音の問題ではありません。 睡眠の質を下げ、生活の質を大きく損なうこともあります。 専門医として、安心できる診断と治療を通じて、より良い毎日を取り戻すお手伝いができればと願っています。